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怖い話…
怖い話が苦手な方は気を付けてください!(読まないことをお勧めします?)
私の名前は和泉(いずみ)。中学1年生だ。
普段はいじめられていて…今日もいじめられていた。
「ほら、和泉。早く鶏の鳴きまねしなよ~。」
「みんなも聞きたいでしょ?鶏の鳴きまね。」
みんな私がいじめられていることは見て見ぬふりをしている。
しかも私をいじめる風華(ふうか)・沙憂(さゆ)・璃々子(りりこ)は
先生のいないときにいじめてくる。
でもそのことを先生に言うといじめがエスカレートするかもだし、
私のことをかばうといじめの相手が変わるからみんな私を助けてくれない。
でもそんな私にいい情報を見つけてしまったのだ…。
ある日、家のパソコンでいろんなことを調べていると
「虐子(ぎゃくこ)さん」といういじめられている人を助けてくれる幽霊が
いることを知った。
虐子さんはいじめられている人を助け、その子をいじめている人に
罰を与えてくれるという幽霊だった。
でも虐子さんにそれをしてもらうには雨の日に虐子さんに会わなければいけない…
だから私はそれから雨の日は虐子さんを探していた…。
探して1ヶ月。ついに虐子さんを見つけたのだ。
「あの…!あなたって…虐子さん…ですか?」
「そうだよぉ、君、いじめられてるみたいねぇ?」
「なんで、分かるんですか…⁉」
「教えない。で、君には私の手が必要みたいだけどぉ、合ってるぅ?」
「はい!そうです!私はクラスの風華と沙憂と璃々子にいじめられているんです!
罰を与えてください!何でもするので!」
「何でもぉ?」
「はい…!」
勢いで答えたけどこれでいいんだ。
あの3人にいじめられなかったら私の人生は変わる…!
そう信じて私はその場を立ち去り家に帰った。
次の日、3人は学校に来なかった。
まさか、本当に虐子さんが…⁉
さらに次の日。3人は学校に来たけれど私にもう手出しはしなかった。
久しぶりに友達の歩美(あゆみ)・羅菜(らな)と帰っていた時。
「和泉、いじめられていたのに何もできなくてごめんね。
いじめが収まってよかったぁ。」
みんなの記憶はあの3人は先生に怒られて
いじめをやめたということに変わっていた…。
急に羅菜が話し始めた。
「ねえ、私見ちゃったんだよね。あの3人。体に青あざがいっぱいあったの。
3人そろって虐待されたとかないよね…?」
私は黙るしかなかった。
その話はそれで終わり、それからいろんなことについてお喋りしていた。
そして分かれ道。
「じゃあね、羅菜、歩美!」
「「ばいばーい」」
あーあ、1人になっちゃった。その時。
虐子さんに会ってしまった。
「ねぇ、君。この前の子だよねぇ?君…楽しそうだなぁ?
何でも言うこと聞くって言ったよねぇ?じゃあ、私・虐子の役割、代わってねぇ?」
「なんでもって…そんなことだとは知らなかった!やめて!」
そう叫んで私は逃げるように家に帰ろうとした。
でも、手を握られた。幽霊なのに…掴まれている…⁉
「代わってくれるんだよねぇ?」
「きゃあぁぁぁぁぁっ!」
あれから20年。和泉だったころの記憶はもう遠い…。変わってくれる子供を今も、探している…。
「君、いじめられているんだったらぁ、私に言ってねぇ?
願いは叶えるけど、私の役割を、代わってねぇぇぇぇぇっ⁉」
どうでしたか?また怖い話作るので面白いと思った方はお楽しみに!