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キミとのキセキ。
恋愛曲なのになぜか友情ぽく書いてしまったキミとのキセキ。
You're my shining star,
無限の輝き。
「優斗、ほら優斗!」
「もー、ゆうぴー起きるの遅いってw」
「早く収録行くぞ、遅れるから」
「ほら立って、手貸すよ」
イヤフォンを外したら、すぐに聴こえてきた声。
「今日も楽しみだね〜」
「いやー今日は多分絶対面白くなるって!」
「まだ緊張抜けないんだよなあ」
「あんだけやっといてよく言うよな?笑」
「頼むよ優斗、今日も進行なんだからね?」
僕を呼ぶいつもの音色に、街は色づく。
「はしもっちゃんも寝惚けないでね、さっきまで寝てたんだし」
「うん、まだちょっと眠いけど」
大きく伸びをした手が、行き場もなくはぐれてる。
「はー、俺もまだ眠い」
「また睡眠導入する?カメラマンしてあげるよ」
「もうあの起こされ方は勘弁!!」
飾らない5人の空気に、思わず笑みをこぼして。
振り返れば、遠く足跡は続く。
5つの足跡が1つの歴史となって、最初はぎこちなく、でも今はしっかりと支え合いながら。
前を向けば、終わりのない旅路が待っている。
ぎゅっと結び直した約束を、走り続ける理由にして。
運命のドアを拓き、僕らは踏み出してゆく。
いつの日もこの5人でいれば、それだけで奇蹟。
いつか、ささやかな夢が、
「みんなのスーパーヒーローになりたい」
「その時その時を、全力で生き続ける」
「自分が笑い、みんなも笑う」
「いつも、みんなが世界の中心でいたい」
「将来は幸せになりたい」
叶う|瞬間《とき》には。
誰よりも側で、この5人で、見届けていたい。
だって、この5人は、
俺たちにとって、光り輝く星であり、無限の輝きだから。
「なぁ。あのさ、」
些細な言葉が、
「もういい」
「あ、ちょっと待ってよ、!」
「、、、ガリさんだけが悪いわけじゃないから、ね?」
「ちょっとそこで頭冷やしときな」
仲間の心を、曇らせた。
「伝えたい」
本当の意味を、言い出せないまま。
「、、、俺も、言えないまんま」
臆病なあまりに、長すぎたプロローグ。
「ほら、ガリさん大丈夫だってば」
「作ちゃんも。落ち込まないでよ、ほら立って」
「大丈夫。俺らは5人でひとつだろ?」
ページをめくろう。
「うん、、、ありがとう!」
「っしゃ、もういっちょ頑張るか!!笑」
今日までの自分を、超えてゆこう。
運命のドアを拓き、僕らは踏み出していく。
「またやっちゃった、、、」
「ごめんなさい、本当にごめんなさい!!」
「俺、お前らに迷惑かけて、」
「もうなんて言ったらいいかわかんないぐらい大きなミスだし」
躓いたり、転んだり。
「この手は絶対に、離さないから」
「5人の手が繋がってれば、転んだって起き上がれるでしょ」
だからこそ、奇蹟。
遥か彼方へと、描く物語。
「いつかさ、ここに5人で立ちたいよ、俺」
「もちろんだろ、絶対叶えるからな」
「誰にも負けないし、負けたくないからね」
焦がれる想いを抱いて。
眩しいほどに煌めく、
「5人でいればきっと、全部全部上手くいくよ」
「、、、俺らは5人で、伝説に成る」
願いを掲げて。
5人だから、明日を拓けると信じて。
明日を射す光になれると信じて。
「、、、広いなあ、」
「うん、広いね」
「ここローラーで走れるとか、夢のようだよ」
「夢じゃなくて、現実だけどね」
運命のドアの先に、広がる新たな世界。
「、、、なあ、大丈夫かな」
「俺らで、ここ、背負えるのかな」
「なーにしけたツラしてんだよ瑞稀くん、笑」
「俺ら伝説なんだから。無理なわけないでしょ、みずっくん」
「みずっこんが一番楽しみにしてたのに、なんでそんな不安がっちゃうの、」
「瑞稀。転んでも、手は繋いだままだから、な?」
いつの日も、仲間のおかげで、仲間を眺め、
僕は強くなる。
いつかささやかな俺たちの夢が、
「ビルボード1位」
「国立競技場でライブ」
「ノーベル平和賞取る」
『伝説に成る』
地上に舞い降りる|瞬間《とき》。
誰よりも側で、俺たちが、見届けていたい。
HiHi Jetsは、5人の光であり、無限の輝きだから。
You're my shining star.
--- 明日を射す光_____ ---
余談ですが、最近少年忍者の歌ってるキミとのキセキをよく聞きます。
若々しくて瑞々しい声してて、忍者サウンドは好みです。