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02.謎の扉と先生を探す少女
こんちゃー!
続き書きます✍️
部屋の前に女の子がうずくまって泣いている
正直いつもならこういう奴は無視をしているのだがこんな状況なら何か知っているのかもしれない
「君、どうかしたのか」
俺は彼女に声をかけた
彼女はうずくまったままこう答えた
「せんせいがいないの…」
「先生?」
「やまかみせんせいがいないの…」
彼女はまだ幼い
しっかり喋れないのだろう、発音がおかしかったりする
「せんせいにほんをよんでもらいたいのにいないの…」
「本?」
「このほんだよ」
彼女は本を俺に差し出してきた
大切に持っていたのだろう、温もりがかすかに残っていた
「せんせいさっきこのへやにはいっていったらしいからまってたの」
「でもさっきおおきなおととさけびごえがして…それからずっとたってるの…」
たしかに、ドアの前からでも分かる
大勢の死体と血の匂い
山上先生とやらもここにいるのだろう
けど…生きてる人間の匂いがしない…
この娘が探している先生はもう…
「おねがいせんせいをさがして…!せんせいにあいたい…!」
「さいごにさよならできなかったから…」
「最後?さよなら?君は一体…」
「じっけんたい1578」
「ッ!君もか…」
「わたしはしっぱいさくなんだって、かわなぎせんせいがいってた」
「でもやまかみせんせいがかわなぎせんせいをおこってくれたよ!」
「だからあいたいの、おれいとさよならをいいたいから」
「………分かった」
俺は彼女のお願いに承諾した
「そのかわりに条件がある」
「なに?」
「君はついてきちゃダメだ」
「…え、?」
「なんで…?わたし…せんせいに…」
「ちゃんとつれてくるさ。大丈夫、ここで待ってて」
「…分かった」
彼女も俺のお願いに承諾した
さっきとはまた違う嫌な匂いだ
普通なら断っていただろう
でも…少し思い出せる
俺は…
前にもここにきたことがある
嫌な思い出が染み付いた匂い
一つや二つじゃない
それでも俺はここから出るために
吐き気を催す匂いを無視して、ドアを開けた
読んでくれてありがとうございます✨
ではまた!