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海月と望月
自主企画参加します!!!!!
長い間塩漬け(?)の小説…リメイク
ドミルと白音、詳しくはOC詳細のほうを覗いてください👀
夏といえば海!水族館行きたい!
昔っから、海は好きだったんだ。
よく言う青い海に、白い砂浜…いや、僕のは砂浜じゃない。一面の青い海。
イルカにクジラ、トビウオ、クラゲ…時にはサメなんかも見た。
--- 海面にぷわりと浮かぶクラゲは、風まかせな風来坊。 ---
--- 水を撥ねる風切りトビウオに、波のような飛沫を上げるクジラ、泳ぎ上手なイルカ。 ---
--- 強靭な顎をもつサメ、イタチやホホジロ。どれもきれいだった。 ---
暗い木材の海賊船に乗って、海風に髪をなびかせる。あのときの海の匂いは、死んだって忘れられないよ。
でもなぁ、海という自然は、容赦なく牙を剥く。目的の場所まであと少しというとこで、嵐に襲われ、波に飲まれ、溺れ、死んだとき、海辺にいたんだ。
覚えてるのはクラゲのように海を彷徨う記憶だけ。
死んでいるはずなのに冷たいというのを感じ、生きているかと少し考えた。でも、足元が見えないから、死
んで
るんだろ う。?
ショックだった。幽霊ってやつかなって思ったんだ。
明るい|望月《まんげつ》のした。 海の先をぼうっと見つめる。打ち上げられたクラゲをもどし、遠くのクジラを目を細めて見て、海風を浴びた。
ふと、地平線から、白い何かが迫ってくる。一匹のアザラシだ。
「なんだろうなぁ…」
雪で覆われたような美しい被毛。そのアザラシは、手先やヒレの先は、淡く水色に染まり、まるで雪の精のような、見た目をしていた。
--- クジラの声を聞き、ホホジロザメと話し、イルカと歌い、トビウオと喜び、クラゲと考える。 ---
海の生き物などとは話せない、でも、どこか通じ合っている。わかるんだ、そう思って、迷いなく近づいてくるアザラシにここはどこかと聞いてみる。
なつかしい潮風を感じ、一瞬眼の前がくらみ、アザラシはいなくなっている。
かわりに、人が立っている。直感的にわかる、こいつがアザラシだ。
黄色い目に、淡い水色が髪の切っ先を染め、みみはヒレ、腰元にはしっぽ、そのしっぽには鱗がちらりと見えた。
「寂しそうだね、一緒に来る?」
そのあでやかな笑顔と、優しげに手を伸ばす姿に誘われ、手を取る。
灰色の世界が色づくような、確かな実感を、僕は手に感じた。
なんか改行が下手
ちなみに僕が好きなのはネコザメです(ΦωΦ)