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希望のリング①
新シリーズです。
私(ゆら)には生まれつきピンク色のリングが渡されていた。
でもそのリングの意味がわからない。
だってお母さんはもうこの世にはいない。
そしてお父さんに捨てられた。
でも、覚えていることが一つある。
私には兄弟がいる。
生まれた時からの記憶が私はある。
私が生まれてからお父さんでもないし、お母さんでもない人の声が聞こえてきたから。
もしかしたらこのリングは兄弟を見つける希望になるかもしれない。
毎日そう思って生きていたらいつのまにか中学生になっていた。
もう無理かもしれない。
そもそも本当に兄弟がいるのかもわからない。
この世界は広いし海外に行っているかもしれない。
でも、きっとまだ生きていると信じていたい。
リングの意味もきっとある。
お母さんが死ぬ前にリングが渡された。
ゆら 「お母さん!まだ生きて!」
母 「もう私は助からない。このリングをあげる。このリングは希望のリングというのよ。それを肌身離さず持っていたらきっとゆらを守ってくれるわ。」
ゆら 「!」
その言葉の後に「お母さんの分まで元気で生きてね。」と言って目を瞑りあの世に行った。
私はお母さんが死んでからは学校ではいじめられて、お父さんはお金だけ置いて行って帰ってこなくなった。
そして、私はお父さんにいらないと言われて子供支援の施設に入れられた。
でも、もうすぐ出られる。
この小さい施設から。
っと思った時受付に誰か来た。
?? 「すみません。ゆらっていう人はいますか?」
・・・わたし?
先生 「ゆらちゃん?誰か来たわよ。」
ゆら 「?」
?? 「ゆら!久しぶり。俺のこと覚えてる?」
ゆら 「?」
私は声を出さない。
だって誰からも必要とされていないから。
?? 「成長したね。」
ゆら 「?」(勝手に話を進めないでほしい。まず普通は名前を名乗ると思うんだけど。)
?? 「ごめんね。覚えてないよね。僕はゆらのお兄ちゃんだよ。」
ゆら 「!?」(うそ・・・私の解釈はあっていたの!?)
?? 「僕の名前は海斗。ゆら、僕と一緒に住む気はない?」
ゆら 「!?」
海斗 「すぐに返事をしなくてもいいよ。ゆらの気持ちを一番にしたいしね。」
ゆら 「あ・・・」(声を出したの久しぶり。てか、まだでたんだ。)
海斗 「じゃあ今日は帰るね。また明日来るよ。」
ゆら 「ま、待って!」
海斗 「?」
ゆら 「こんな私を受け入れてくれた人は初めてです。一緒に暮らしてもいいですか?」
海斗 「! いいの?」
ゆら 「はい!」
海斗 「じゃあこの施設から出る手続きしてくるね。」
ゆら 「はい!」
この施設ともお別れか・・・
ちょっと寂しいけど、友達もいないし後悔はない!
〜数日後〜
海斗 「ゆら!迎えに来たよ。」
ゆら 「はい!」
海斗 「敬語やめていいよ。僕のことは海斗って読んでくれてもいいよ?」
ゆら 「・・・お兄ちゃん?」
海斗 「! その呼び方にする?」
ゆら 「うん!」
海斗 「じゃあ今日は学校の手続きもしないといけないし、色々と買わないといけないから忙しいよ。」
ゆら 「大丈夫。あの、本も買ってほしい・・・です。」
海斗 「本好きなの?」
ゆら 「うん。本って自分の存在を否定されないし、いろいろな物語があって考えさせられるから面白くて好き。」
海斗 「本を好きなのはいいことだよ。あ、そういえば携帯持ってる?」
ゆら 「けいたい?」
海斗 「携帯、知らない?」
ゆら 「聞いたことだけならある。」
海斗 「そっか。使ってみたい?」
ゆら 「・・・本があったらいらない。」
海斗 「そっか。」
ゆら 「あの、図書館とか行ってみたい。」
海斗 「図書館?」
ゆら 「うん!」
海斗 「・・・今日はやめといてもいい?」
ゆら 「うん。」
最後まで読んでくださりありがとうございました♪