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公開中

家出。

家出をした。 アテは無い。 ただ、歩き続ける。 思いが向くまま。 風が吹いて雑草の匂いが鼻をくすぐる。そんな気がした。 人の声はしない。ただ、葉と葉が擦れる音だけ。 どうしてここにいるんだっけ。 私は、誰だっけ。  どこかで、誰かが笑っていた。
違和感はあった。火事の後、身軽で無傷だったのは、賢者様が救ったんじゃなくて、不自由な体から解放されたからかもしれない。 無視も、その類。 --- __あ〜あ。__ --- 死んじゃった。死んじゃったんだ。目の前に突きつけられる現実。頭の隅で感じてた違和感を、真っ直ぐに実感した。さびしさなんてない。 あは。 よかった。 ~~あの人がいない世界なら。どこへでも。~~