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1 怪異
補足:神代神社は山にあります
読みにくい&文章下手&面白くない!
「キエェェェェェ!!」
なにかの甲高い奇声に、翠は思わず両耳を塞ぐ。
「うわぁぁぁ!」
誰かが悲鳴とともにこっちに走ってきた。
「た、助けてくれぇ!襲われてるんだ!」
「襲われてるってなに、に………
翠が聞く前に、ソイツは姿を表した。
猿だった。
しかし、普通の猿ではない。
一本の角が生えている。
そして、全長が3メートルもある。
「………!?」
なにこの猿!?
明らかにおかしい。
突然変異種?
他の種族と混ざった?
それにしても、おかしい。
とにかく逃げないと!
そう思った瞬間、翠は刀を持って山の山頂へと逃げ出した。
「なによあれ!」
恐怖しながらも必死に走る。
転べば、追いつかれれば死ぬ。
そう直感が言っていた。
多分、今のスピードは私の人生で最高のスピードだろう。
それでも、このままじゃ、追いつかれる………。
翠は自分の死を想像して涙する。
その時。
「角を切れ!」
大声で言われた。
辺りを見ると、5メートルくらい離れたところを少年が走ってた。
「早く切れ!その刀は飾りか!」
必死な形相で言われて、翠は震えながら刀を抜く。
刀はずっしりと重く、とても振り回せそうじゃない。
「やっぱり無理!」
「無理じゃない!できる!やれ!」
翠は歯を食いしばって、刀を横に振ったが、刀は翠の手を抜けて巨大猿の角へと飛んでた。
「ふへ?」
間の抜けた声を出す翠。
しばらくして思う。
これは、やらかしちゃった系では……??
落ち込んでる間には角に刀が当たった。
瞬間、巨大猿の動きが止まる。
「でかした。」
すぐ近くで声がしてドキリとした。
気がつけば、横にさっきの少年がいて、巨大猿の心臓があると思われる場所の横を刀で貫いていた。
血はでない。
少年が刀を巨大猿の胸から抜くと、巨大猿は霧状に散って消えた。
翠はへなへなと地べたに座り込む。
「な、な、なん、なの?」
震える声で聞く。
少年は少し考えた後にこう聞き返した。
「僕のこと?今の、化け物のこと?」
ぐ!
質問を質問で返すとは!
多分、年下だから許すけど!
「どっちも、かな………。」
「分かった。このことは口外禁止ね。」
「はい!」
翠はなんとなく背筋を正す。
「今の化け物は狒々。知ってる、かな?最近の人は知らないか……。」
いや!
知ってるわ!
馬鹿にしないでいただけますぅ?
「僕は、春明 唯斗。じゃあね。」
「ちょ、ちょっと待って!」
翠が引き留めると、春明さんは振り返ってなにか問題でもって顔をする。
いやいや、問題大ありだわ!
「な、なんでそんなものを持ってるんですか……?」
「あぁ~、刀?………やっぱ話さなきゃダメ?」
「ダメです!」
「えぇ~………。」
渋らないでよ!
話してよ!
普通、一般人が山で刀持ってダッシュしてて化け物倒すっておかしいから!
後、ふつうに気になるから!
「しょうがない。いいかい?この事は機密情報だ。話したら、君はこの組織に入ってもらう。」
「拒否権なし?」
「なし。僕が入ってる組織は国家公認、警察特殊部隊怪異を殺す隊。通称、怪異殺し。」
「怪異………殺し………。」
翠は春明さんが言ったことを繰り返す。
その後、春明さんを見ると、春明さんは笑みを浮かべていた。
えっ?怖………!
そんな翠をよそに春明さんは手を差し出す。
「おめでとう。これで君も怪異殺しだよ。」
………悪夢だァァ!!
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「おはよう。」
駅に着くなり、春明さんが出迎える。
ここは翠の住む神代の隣町、稲荷咲。
神代よりかはよっぽど都会だ。
「一様、両親にはバイトするって言って了解してもらったけど。」
「ここから少し歩くぞ。」
ぬわぁー!
会話が噛み合わん!
話すことを諦めた翠は無言で春明さんに着いていく。
来たところはー
「ん?和菓子屋?」
『雪蜜』という和菓子屋だった。
一階建てで和風の家。
あっ、猫だ。
和菓子屋の前に真っ白な猫が行儀よく座っていた。
翠と目が合うと、店の中へ入っていってしまった。
すると。
「クワァ~。うわぁ~ん?誰か来たみたいやぇ~。」
店の中から誰かが出てきた。
文章下手だね……。
アドバイス合ったらヨロシク