公開中
ポポポとメタの昔話 5話 提案
めっちゃ久しぶりです!
「と言っても、魔獣の出没が少し増えた程度で他は特に無いな。それに増えたと言ったが雑魚程度の魔獣でボスクラスの魔獣は少し減った程だ」
「あ〜確かになんか最近増えたなぁ〜と思ってたらやっぱり増えてたのか」
「それともう一つ、気になる事がある。」
「ん?どうしたの?」
「最近、有力戦士の失踪が相次いでいる。しかも魔獣の出没が増えた地域だ」
「なるほど…」
「我からはそれくらいだ」
「じゃあ次はこっちね」
「あの弟子の事か」
「うん、メタも多分…僕と生まれは同じだと思う」
「しかし、ヤツの記憶は無いぞ?」
「メタは僕に会うまでの記憶が一切無いんだ…おそらく何か記憶を失うような出来事があったんだと思う」」
「そういう事か」
「メタも…僕と同じ…アイツの失敗作として…」
「ポポポ、これ以上は言わなくても良い、わざわざ自分の傷を抉る必要はないだろう」
「…ありがとうね、ネビュラ」
「それと、言い忘れていたが1つ提案がある」
「提案?」
「最近有力戦士の失踪が相次いでいると言ったな」
「それがどうかしたの?」
「御主はこれをどう考えている?」
「…アイツが新しい魔獣の材料にしている?」
「我もそう思うのだ。ヤツに魔獣にされると元の戦士より力が数段強くなる。そのおかげでもっと強い戦士を自分の元に引き寄せる事が出来る。おそらくヤツはそれを繰り返しているのだろう」
「ってことは…」
「あぁ、いずれ我々も狙われるだろう。そうなった時、御主とあの弟子の2人きりだったら?」
「かなり、危ないね…」
「ならばしばらくの間、我と共に行動するのはどうだ?」
「え?」
「有力戦士を集めれば、ヤツもそう簡単に手出しは出来ぬだろう」
「なるほど!それはいいかも!じゃあメタに伝えてくるね」
「いや、我が行く」
「え?」
「御主はする事があるだろう?」
「…!ありがとう!ネビュラくん!」
なんかポポポさん…闇深そうですなぁ…(どういうこと?)