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橋
2025年、どうもありがとうございました。
どうか皆々様、よいお年をお過ごしください。
どこぞの知らない人間が作った区切りの線を、全身でなぞる夜。
「いちねん」が終わろうとしているらしいけれど、そのお陰で目の前に蛙やら何やらが出てきて、どうぞ食べて下さいな、なんて鳴いてくれるわけでもないのでこれはただの偶然。、、、別に偶然じゃないけど。何と説明したらいいのか。回らない頭を寒さのせいにしている時点で最適解が僕の頭から出ないことは分かるけれど、捕食者特有の射倖心がウッキウキで脳をぶん回し続ける。
要はあれだ、、、僕らの持ち合わせないアレによってあれよあれよと持ち上げられて結果ここにいるから偶然じゃない、でも僕は意図的にここにいるわけじゃない。そんな感じ。
これ以上分かりやすく説明する義務も頭脳もない。
ふと、こちらを「早く代われや」とでも言いたげに見つめる、でかい図体がそばにいることに気づいた。
あの「線」を挟んで、すぐ前で鼻息を荒げている。
なんだ、僕はどこの馬の骨かもわからない野郎に急かされるような覚えはない。ってか何を代わるんだよ。
けれどあの線は既に人間たちにとってはもう「思い出」になったようで、僕を見ている人はもう誰もいなかった。あいつが満足げに前足を鳴らしている。生憎僕からは自慢しているようにしか見えない。色んな意味で。、、、いや、僕らは「必要としなくても生きていけた」、だから切り捨てただけ。これが答えだ。あろうがなかろうが「十人十色」とでも言えばいい。しばらく傍観しかできないのは分かり切っているから、せめて楽しく傍観していようじゃないか。
さて、こんなことをしている暇はない。冬眠の準備に入らなくては。
あれやこれや浮かれている人間には悪いが、日常というのもまた大変なのだ。
2026年、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞ、宜しくお願い致します。