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6年3組は全員スパイ?!ゆれんの過去編3
あーやばい
口が悪ゥございますゥ
あらすじ
手を繋いで歩き出した、、、!
着いた。さっきの焼肉屋だ。
「行くぞ。」
「うん。」
ゆっくり、ゆっくり歩き出した、、、!
焼肉屋に着いた。と同時に吐き気がした。
「うっ…」
手で口を押えてしまった。
人間の生首を見てしまった。
吐きそうだ。
「…」
はるかは黙ってしまった。だが、
「吐いている暇は無い。そんな暇あったら死ね。」
「は?」
お?喧嘩か?やったるよ。まあ、負けますけd(((
そんなことを考えているとはるかは問答無用で手を引っ張った。
「行くぞ。弱虫。」
「黙れ9割男性野郎。」
「お?やるか?」
「あ、すみません謝罪します。」
なんて言いながら建物の中に入っていった。
体が浮いた。あー落ちてる。
それでもはるかは私の手を離そうとしなかった。
ポスッ
やわらかいものに着地した。
「うぐえぁっ」
「なんだその声。ほら、行くぞ。」
「いえっさぁー」
再び歩き出すと、さっきとは一目瞭然だった。
生首が1つもないのだ。匂いも全くしない。
こんな短時間で…?
しばらく歩いていると、光が見えてきた。
「あれは…?」
「極秘の私たちの会議部屋だ。飯屋でもある。」
「こんなに歩かせんなよ…」
「お?なんか言ったか?太平洋に沈めっぞ?」
「いや怖い怖い…」
光の中に入ると教室みたいなところに
先生と男の子たちと女の子たちがいた。
合わせて30人くらいだろうか。
「おお。はるか、ゆれん、遅かったな。はるかは座れ。ゆれんはこっちに来い。」
「え、あ、はい。」
そう言われ、先生の横に移動する。
「じゃあ、自己紹介をよろしく。」
「唐突ですね。」
「いいから早く。」
・・・この教師呪ってやろうかな。()
「えっと、東雲柚蓮です。小5の10歳です。これからよろしくお願いします。」
すると、ざわめきがした。
「えっ、、、あの子って…」
「即戦力になるのかな?」
「女の子じゃん。今度連絡先とか交換したいね。」
え?即戦力?何だここはなんかの組織なのか?
「はい。静かにー。即戦力の話は今度する。柚蓮はとりあえず、、、はるひの隣に座れ。」
「えはるかさんは…?」
「学年が違うんだ。はるひと仲良くするんだぞ。よろしくな?はるひ。」
「はいっ!!よろしくね!ゆれん!」
「え、、あよろしく・・・」
「今日の授業は無しとする。だが、部屋が学年別に振り分けられた。今度からその部屋に行くように。」
「「「「「「「はいっ」」」」」」」
「では、4年生。男子4年5組の教室・・・女子…」
次々に場所が発表されていく。
「5年生男子5年5組の教室。女子5年1組の教室」
「ゆれんちゃん!一緒に教室行こっ?」
「うっ」
・・・この人の笑顔は作り笑顔だ。裏にとんでもないものを隠している。
「はるひさん。話がある。」
「ん?なあに?」
後でね。
ー結局はるかとは離れてしまった。
「はるか、また話せるかな。」
「…もうないだろう。」
「え?」
「今まで短かったが、ありがとうな。」
「うん。ありがとう。またね!」
「ああ。」
私はこの時、はるかが言った言葉が理解できなかった。
そこからははるひさんに先導されながら校舎に戻った。
地下から繋がる道があるらしい。
くっ。階段結構きつい。
「そういえばはるひさんの苗字は?」
「えっと、綾瀬はるひ。ってか、呼び捨てでよきよ。」
なんでこの人こんな階段あるのに息上がってないんだ・・・
「えあ、おけ。」
「ゆれん。」
「んえ?なあに?」
「さっき即戦力とか言ってたじゃん。」
「あーちょっと気になってた。」
「えとさ、ゆれんは家族に何かあった?」
「え…」
それは、私の心を見透かしているようだった。
「なんで…?」
「やっぱり。ここに来る人たちは誰かしらに家族が殺された人たちの集まりなんだよ。」
「え?ってことははるひも家族全員殺されたの?」
「え?」
はるひが驚いた顔をする。
「え?ゆれん全員殺されたの?」
「うん…実はね。」
「そっか…苦しかったね。」
「う…ん…」
突然、涙が出てきた。
おばあちゃんの家に引き取られてから、ゆっくりできるところなんて無かった。
本音を吐き出す相手もいなかった。
でもここにいる。
同じような境遇の人たちが。
「ゆれん…」
はるひも泣いているようだった。
階段を上る足が止まった。
そこからは、近くにいた先生&先輩におんぶされながら部屋に行った。
部屋に着き、ようやく泣き止んだところでお互いの関係を知った。
はるひは姉を殺されたこと。家はあるがここで犯人を殺したかったためここにいること。
「寮的な・・・?」
「そうそう。まあ、そんな感じ。」
「ってことはここは殺し屋…?」
「いや。殺し屋ではない。スパイだ。」
「スパイ?」
「うん。私たちみたいな人が増えないようにしてるの。」
「殺した方が手っ取り早いんじゃ…」
「潜入作戦とかあるからねー。何とも言えない()」
「ほえー。」
・・・これ以上増えないように…か。
確かに自分と同じ思いをする人が減る方がいいよな。
もう…二度と。
終わり
ゆれんの過去編終わりました!
これから本題入ります!!