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おたずね者の星

はぁっ、はぁっ、 逃げなきゃ あいつが あいつがくる 空を見上げれば、俺を目掛けて火の玉が獲物を狙うタカの様に飛んでくる。 地面につけば、一瞬で炎が柱となり、地面へ燃え広がってゆく。 足が痛い 広がった炎のゆらめきの間から、鋭い眼をした巨大な何かが迫ってきているのが一瞬見えた。 待って。と言おうにも、言葉なぞ通じるわけはないと、俺はわからなかった。 あっ ドサッ 焼けただれてしまったのだろうか。 足が動かない。 逃げろ、と唱えても、動かない。 置物のように しゅぅううううう… 音が聞こえる。 あいつが見える。 金色の目をし、鋭い牙を持った、闇夜の様に暗い毛色。 触れるだけで切り裂かれそうな爪、大きな耳。 俺の前に、巨大な口内が迫り来る。 あぁ ろくな人生じゃなかったなぁ せめて 親の顔くらい 見ておきたかったなぁ…
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