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【杏華の国の偉い人】第一話
白い蓮華は、桃の睡蓮より美しい咲き方を見せるだろうか─。
姉妹2人で国立魔法学園に入学。
杏華魔法学園でトップ成績のスカーレット、それに対し、成績最下位のルナ。
この2人が、どう魔法を極めて、どうその実力を見せるのか─。そんな物語である。
─冬の入学試験、いわゆる「入試」。
門という名の「それ」を突破すれば、入学できる、が…。
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◆スカーレット視点
「次は、スカーレット・ブレイヤさん」
─私の番号が呼ばれた。
「…はぁい」
「これより、受験番号07456番の面接を始める。」
─囚人の番号みたいで失礼ね。
「…よろしくお願いします。」
「えーと、まずブレイヤさん。好きな魔法はなんですか。」
「人を操る魔法です」
─みんな、この顔が不思議。
「えっとー…じゃあ次は、」
─なんで正直に答えているのに、そんなに驚くの?
「属性魔法や得意魔法科目などは資料に書いてあるので、必要ないですね。」
─まあいいや。
「じゃあ次の質問です。空を飛ぶときの感覚は…」
─私は、この学校に必ず受かって、必ずトップに立つ。そう決めたからには、中途半端じゃあだめだ。
「民間魔法の中で一番得意とするのは…」
─私は、この学校でトップに立つんだ。
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◆ルナ視点
「次は、ルナ・ブレイヤさん」
「はぁい!」
─お姉様やお母様が言っていた通り、元気よく返事をして、ちゃんと答えれば大丈夫!一次試験を乗り越えたんだから、きっと、きっと大丈夫!
「これより、受験番号07568番の面接を始める。」
─緊張するなぁっ…!
「よろしくお願いしますっ!」
「えっとー、先程のブレイヤさんとご姉妹ですか?」
「あっはい!」
「へぇ、ご姉妹で一次試験を…」
─なんだか嬉しいなぁ…!
「えっと、本題に入りますね。まず、好きな魔法はなんですか?」
─うーんと…
「花畑を作る魔法ですっ!」
「素敵な魔法ですね。次に、好きな攻撃魔法とか…」
─攻撃…うーん…
「花を矢に変えて、発射する魔法です!」
「先程の花畑の魔法と合いますね。いい魔法です。」
─大丈夫、きっと受かる─
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◆スカーレット視点・ルナ視点
合格発表─まあ余裕で受かっているに決まったわ。ルナのほうが心配ね…大丈夫かしらw?まああなたならきっと大丈夫だものね…。
合格発表…!ドキドキするなあ!!!
─ベリッ
07456番…07456番…07456番…あっ
07568番!07568番!07568番!むむっ!
『あったわ/あったぁ!』
「ハモッたねぇ!」
「当然、2人とも受かると思ってたけど」
「そんなこと言って、お姉様。心配だったでしょ〜w」
「そんなことな…」
「あ、お母様たち、来たわよ!」
「お母様!お父様!私受かりました!」
「私もです、これからは寮生活なので寂しくなるとは思いますが、長期休みのときにまた顔を伺いますので、楽しみに待っていてくださいね。」
「ふたりとも、よく頑張りました。帰りにスイーツでも買って帰りましょう」
「やったぁ!」
「しかし、本当によくやった…!頑張ったな!」
「それほどでも…」
「さあ、帰ったらすぐ支度するんだぞ、スカーレット、ルナ!」
「承知いたしました。/はぁい!」
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◆ルナ視点
「あれも入れて〜これも!あ、これも持っていかなくちゃ!」
「ルナ、ごきげんなのは良いけれど、ホウキや制服も忘れずに。」
「うっ…そ、そんなのわかってるわよ!」
フフ、とスカーレットが笑った。
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◆スカーレット視点
「お母様、お父様、行ってきます。」
「ばいばーい!!!ルナ、頑張ってくるからね!」
「体に気をつけてね!」
「頑張ってなー!!!」
「行ってきます。/行ってきま〜す!!!」
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◆スカーレット視点
─「次。スカーレット・ブレイヤさん。B組、Bの4寮ね」
─「ルナ・ブレイヤさんはC組、Cの3寮。」
「私達、クラス別れちゃったね、お姉様…」
「まあ姉妹一緒にするなんてこと普通に考えて邪魔だものね」
「しょうがないかぁ」
「あとこのリング…魔力を込めると同じ寮の人がわかるみたいよ。1クラス6寮、寮は5人で形成サれるみたいね」
「ほんとだ…私は…あっちかぁ…っていうかみんなもう集まってない!?早っ!?じゃあね、お姉様、行ってくる!」
「行ってらっしゃい。」
─さて、私も行きますかぁ…。
2人の寮のメンバーは誰かな?次回もお楽しみに。
※この物語はフィクションです。