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読み切りです。
「死と生」
たったこれだけの文字に私たちは振り回されている。
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私、家捺(かお)は今日も家で1日を過ごす。いや、過ごさなくてはならない。
明日私は生きてるのかも分からないし自分が殺してしまうかもしれない。
時限爆弾を持って生きるような生活。
もうあの頃には戻れないと改めて実感する。
保証も無いこの世の中で。
私は今日も過ごす。
戦う人の顔は怖いけど戦わないことはもっと怖い
って君は言う。
「否定」は何も生まない。
けど
「批判」は社会を育てる?
私はこの言葉を胸に今日も過ごす。
「根っこに持っておくものは愛」
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あの頃には絶対に戻れないけど。生きてるなら終わらない。
綺麗事だけでは何も変わらない?
だからーー
そこにいて欲しかった。
君を消さないでほしかった。
いつだってそこに居て欲しかった。
「また会う日まで」
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人生は困ったもので。
明日は最低の今日以上を目指しても、実現できないのが私。
右には敵。左には味方。上には赤の他人。下には手下。
なら私は誰の手下で味方で敵?
私も君も地球の一部でいつかは死ぬ。
ならーー
それまではお互い自由に生きる。
間違えるのは怖くはない。
間違いを怖がることが怖い。
人の事も君の事も分かりはしない。
だから分かった時は嬉しいはず。
一人きりの部屋。ブルーライトで照らされた夜。
でも、目を閉じた先になった音ーー
私と君は絶対繋がってた。
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あの頃には戻らない。
でも、生きてるなら可能性だけでも持ったっていいんじゃない?
そのために私達はもがく。
そこに君がいるなら。
君を消さないのなら。
「また会う日まで」
読んでくださりありがとうございました!