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二択問題Ⅵ(#6)
そろそろ作者に限界が訪れているかもしれない……。
時間が……ない!!!
第五問目ですよ~。
作者は、前の小説読み返さないと、内容がわからなくなってしまいますが、みなさんは覚えていますでしょうか?
わからなくなったら、わからないところから読むのも、ありですよ~。
息をのむ。
ついに最後の問題か。
どんな問題だっけ。
緊張してきた。
あれ、頭が、痛い。
何か、忘れてるような……。
(あ、やばい……♥ 切れそう♥)
---
数分前の感情がよみがえってくる。
忘れていたあの感情が。
思い出した。
「あぁ、透也は死んだんだ。僕の|所為《せい》で」
「あ~あ、思い出しちゃったかぁ♥ 残念♥ もう少し忘れさせるつもりだったのに♥ もうあの術は使えないから、耐えてもらうしかないか♥」
「忘れてる間に目ぇ覚めたわ。まず、ここは仮想世界(?)なんだろ? 現実では死んでいないと思うんだ」
「……まぁ。そういうことにしておこう♥」
次は最終問題、第五問目か。なんだっけ。
「第五問目はね、キミは三体生き物を殺している殺人鬼で、今までは目撃情報はなかったのに、三人目を殺しているところを警察官に見られちゃって「マズイッ」と思ったあなたは殺すことにしたんだ♥ 確か、その警察官をどうやって殺すかを聞いてたんだよね♥ キミはピストルを持っていて、選択肢は『持っているピストルで撃つ』か『ピストルを持っていないほうの手で殴り殺す』か、だったはずだよね?♥」
そうか、そんな問題だったような気がする。
「それで、キミは『ピストルで撃つ』にしたんだけど、やっぱりやめて『ピストルを持っていないほうの手で殴り殺す』のほうにしたんだっけ?♥ じゃあ、それを実際にやってもらおうじゃないか♥」
そういうと、もう当たり前になってしまった、問題の内容が実際にこの場に出てくること。
いつの間にか手にはピストルが握られていて、目の前には凄く怯えている警察官の姿が現れる。
素手で殴るのにピストルが必要なのかはわからないが、これで問題の内容と同じようになった。
あとはこの目の前の警察官を殴り殺すだけ。
警察官は、女の顔をしていた。
別に女には興味はないからどうってことないが、さすがに殺すとなると気が引ける。
それでも、殴り殺さないといけない。
手を握り締め、女の顔に思い切りぶつける。思ったよりも力が強く、首があってはいけない方向に曲がってしまった。こんなにも力が強いとは思わなかった。これも、あいつの思い通りか。早く殺すために力を強くしたのか。本来、こんなにも強いはずがないからな。
首が曲がっても血が吹き出だしてきてもお構いなしに殴り続ける。返り血を浴びながら笑う。
「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!」
なぜかわからないが笑いが込み上げてきた。楽しい。人を殴るのが楽しい。楽しい。楽しい。楽しい! 楽しい!
苦しむ顔を見るのが面白い!
「あははははははっ!」
そのまま楽しい気分のまま女を殴り続けた。殴り続けるたびに悲鳴が聞こえたのだが、だんだんとそれもなくなる。
「あはははは、ははっ! ははは……、はぁ。……あれ? 動かない。死んだか?」
顔はすごく腫れていて原形をとどめていない。ほんとに、こいつはあの女だったのか。わからないくらいにぐちゃぐちゃになっていた。
「あ、、、う、あ、、あ、はは、、、、、あは、はは!♥ よくぞやってくれました!♥ あなたには感謝しかないですよ♥ ただ、少し寂しい気もするけど……♥ 本当に、殺ったんだ♥ うわあ……♥」
「どうした? 今頃死体に怖気ついてんんじゃねーよ」
不思議だ。
今まではあんなに面白がっていたのに。
「いや、実は、あの女の警察官とはちょっとした関係が……♥」
「《《ちょっとした関係》》?」
「……♥」
あいつの姿が陰になって表れた。そしてどんどん近づいてくる。
あいつの本来の姿が明らかになっていく。
あいつの顔が薄く見えるようになっていく。
そして、驚愕した。
その顔は。その顔は――。
第五問目(最終問題)終わったら部屋を出れる事を完全に忘れていた主人公と作者であります……。
久しぶりになりすぎました!
ちょっと、二択問題から離れて読み切りを書いていたので……。
少しの時間離れると、意外とアイデアって浮かぶものですね。
ちょっとした、はちみつはにわ豆知識(? 長いなw
こいつ(作者)は、物語を書いているときに続きを考えるので、結末や、設定が途中で変わることがあります! 伏線張ったときに「あれ、これってどうなるんだっけ?」は日常茶飯事です!
長くなりました!
『二択問題』も、もうそろそろ終わりそうですが、頑張って書きます!