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上司露
きなこ
犬ろしちゃんかわいいね、かわいそうはかわいい
700文字とかいうバカ短文です。読みやすいね!!
君のために生きている。
僕、君がいなきゃなんにもできないよ。
僕を使ってくれるのは君だけだもん。
わんわん、ちゃんとかわいがって、いっぱい褒めてなでてくれるなら。何されても嫌じゃないよ。君がだいすきだから。
僕のぜんぶ。頭からつま先まで、ぜーんぶ、君のだよ。
「今日も実験するの?」
「…うん。わかった。」
いたいのも、こわいのも…君が見ててくれるならぜんぜんこわくないよ。
実験だってこわくないから。脳みそが焼けたって、内臓がなくなったってこわくない。君がいるから。
死ねないから君の役に立てるんだもん。
僕にしかできないお仕事だって、言ってくれたよね。
僕だけを頼ってくれる、使ってくれる君がすき。
「いたい、いたい…けど」
君のためなら。
「……えへへ、僕…うまくできたかな。ちゃんと君の役に立ててる?」
なでて、なでて。君の傷だらけのあったかい手がだーいすき。
「次は…お薬?……痛いの?」
できるよ。僕強い子だもん。
細いチューブが僕の身体に入り、生温い液体が流れ込む。
どくん、どくん。心臓の音。
「……あは、すごい……ねぇ、これなんのお薬?頭がふわふわするなぁ…」
君は答えない。ガラスの向こうから僕を見るだけ。
ガラスの檻のなかは無機質で、真っ白で。細いチューブがあっち側から伸びてるだけ。でも君が見てるから。
……ちゃんと、見てくれてるよね。ね。
「痛い……うふふ………また|戦争《けんか》に使うの?」
身体が痺れる。視界が、君の姿がぼんやりする。
でも、でも…これも君のためだから。君の「おねがい」だから。
「……おわったら、ほめてね。いーっぱい。」
わんわん、僕の身体はぜーんぶ君の。
ほめて、いっぱいほめて。
言うこともちゃんと聞くよ。
君だけの可愛いわんちゃんになるから。
だから、見捨てないで。