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雄っぱいサンド
「やっぱ男なら、一度はかわいい女の子のおっぱいに挟まれてみたいよな〜!」
「わかるわ。あの二つの膨らみに顔を埋めながら、後ろにも押しつけられたい」
「サンドイッチされてえの!? すげー変態じゃん!」
「でもそれ、わかるわ! 男のロマンだよなあ」
「ほう。それがお前のロマンか」
廊下のすみで盛り上がっていた低俗な話題に、冷たい声がかぶさった。
ピシリと固まる空気。エースはおそるおそる振り向く。予想通り、恋人のマレウスがいた。
王族の恋人に猥談をふっかけた不届き者と思われたくないクラスメイトたちは、そそくさとエースを置いて逃げていく。
冷や汗をダラダラ流しているエースに、マレウスは告げる。
「ローズハートに外泊届けを出せ。今夜、僕の部屋に泊まりに来い」
「はい」
そして夜。竜の巣穴に入っていったエースに待ち受けていたものは。
「よく来たな、僕たちの愛おしい恋人」
「かわいい僕たちが、お前のロマンを叶えてやろう」
「増えてるー!!」
魔法薬で二人に増えたマレウスだった。
肉体的にも精神的にも濃密な夜を過ごして、翌朝。二人のマレウスにたっぷり愛されたエースは、一人に戻ったマレウスの寝顔を見て決心する。恋人を挑発しかねないロマンは二度と言わないと。