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新しい世界での大変な生活(3)
こんにちは。
アンという女の子が、異世界に迷い込んで冒険などをして暮らすお話を書きました。〔1、2〕今回はシリーズ3個目です。
すると、ジュライは、
「よくできたな。それと、本とおもちゃ、待っていてくれと言っただろ?でも、部屋に材料はあるんだし、おもちゃはそれで作ってくれ。あ、これ、おもちゃの作り方の説明書だ。これをみて作ってくれ。本は、ちゃんと持って行くから。」
と言った。
アンは、「わかった」
と言う他、言う言葉がなかった。
そして、説明書を受け取って、部屋で『人形の作り方〜女の子編〜』と言うページを開き、材料集めをしていました。
布や糸、針など手芸に関係するものを集めました。
そして、早速作り始めました。
・・・・・・
時間が経ちました。
すると、大声が聞こえました。
「できた〜!!!やったあ!」
アンが、大きなウサギさんのぬいぐるみを作り上げたのです。
それはそれはアンの身長くらいあって、大きいものでした。
アンは喜んで、ジュライに会いに行き、本をもらってきました。
そして、言いました。
「この人形って、人間界に持ち帰れるの?」
するとジュライは、
「持ち帰りたければ持ち帰れることができます。」
「じゃあ、私、人間界に帰りたいなあ」
と言ったら、ジュライが、言いました。
「ああ、ついに言ってしまったのか。ちょっと聞いてください。ここの異世界と呼ばれる所、実は本当に来なくてはいけない人しか来れない魔法がかかっているんだ。
だから、君が来たんだ。ああ、でも君のお母さんが心配してそうだし・・・。
分かった。帰っていい・・・」
帰っていいよ、と言う前に、アンが、
「いいの!?じゃあ帰れる魔法をかけて。この人形も持って帰るから。」
と言いました。するとジュライが、
「じゃあ、これを持って帰ってくれ。こっちの世界での俺の電話番号だ。
あと、俺も、人間界に住んでる人間だったんだけど、異世界の人になりますって言って、こっちにずーーっとすんでるんだ。」
と言って紙きれを渡してくれました。
そして、魔法をかけてもらいました。
すると、アンはみるみる消えて、人間界に戻っていました。
家に帰ると、お母さんが、
「莉音!!どこ行ってたの!?3週間も家を留守にするなんて・・・。どうして!?何してたの?親戚を全員あたってみたけど、誰も見てないって・・・・・。心配したのよ!
バカ、バカ、バカ!!」
と言った。
莉音は、
「それより、お父さんは?」
と尋ねました。
お母さんは、
「あ、そうそう。これは重大な話よ。よく聞いて。
実は、お父さんは、死んでしまいました。死因はガンだって。
アンタがどっか行ってる間にガンで死んだのよ。なんでそんなタイミング悪い時に・・・。」
と言いました。
莉音は、ショックで声が出ませんでした。
なぜなら、お父さんは、莉音の一つの生きがいだったからです。
でも、そんなこと気にせずに話し始めました。
「私はね、異世界に行ってたの。」
と言った時、お母さんが、
「やーねー。そんなわけないでしょう?」
とウケながら言った。
でも、莉音は、
「本当だよ。そして、ジュライっていう人と、一緒に住んでたの。
冒険したりしてね。」
と話しました。
お母さんはまだ信じてないようでした。
そして莉音は疑って、
「じゃあこの番号に電話してみて」
と言いました。
電話すると、ジュライが出ました。
お母さんはびっくりしました。
そして、倒れてしまいました。
莉音は、「じゃあね、ジュライ。また電話かけるね」と言って、電話を切りました。
シリーズ「新しい世界での大変な生活」は、これで終わりです。
読んでくれた人、ありがとうございました。