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死神と悪夢 4話
日記を見てくれた方々へ
すいませんでした。
ー自分にはいつもなにかが見える
その正体は各々わかっていた。
そのナニカは、人間の憎しみ、怒りなどの負の感情。
何かは、どんなに聖人でも、誰でも必ずついている。
なにかが大きければ大きいほど、その人の負の感情は多く、そのナニカに取り込まれていく。
そのナニカに完全に取り込まれた瞬間、人の自我は崩壊し、ナニカ…つまり負の感情に乗っ取られる。
少女には今、そのナニカが全身を取り囲んでいる。なぜそこまでの正常心を保っているのかはわからないが、彼女の今の行動は、自分の負の感情に身を任せているのは確か。
なぜ少女一人で人間をここまで細かくできたのかも、このナニカが彼女に何かをしているからだ。
そんな彼女にわざわざ会いに来た理由。
「…お前を今から、殺す。」
本当にすいませんでした。