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童話学園 第6話。
今回は大神くんの過去編だね。
こちらも暗いので用心しろ
※死ネタあり
僕には兄がいた。自分を大切にしてくれた大好きな兄が。
あれは僕が小学生の時だったから、兄が中学生の時だ。
「ただいま〜」「お兄ちゃんおかえり!」その日もいつもどおり、僕の兄・・・|大神泉《おおかみいずみ》は帰ってきた。
僕と兄しか知らなかったことだが、兄は学校でいじめを受けていた。
やけどを負った腕は常に長袖で隠され、ものは常にぼろぼろだった。ハサミで切られたり、調理実習のときに熱くなった鍋をこっそり当てられたりしたからだ。
「お兄ちゃんのけが、いたそう」僕は新たに増えた傷を見て言った。「でも母さんたちを心配させたくないんだ、黙ってろよ?良い子だから」兄に優しくそう諭され、僕は止めることもなく「うん・・・」とうなずいていた。
--- 正直、なんであのとき兄の言いつけに背いて親に言わなかったのだろう。 ---
ある日のことだった。兄が死んでいた。
自殺だった。
それからは僕は死にたいと思った。
それであいつと出会ったんだ。
「大神・・・!?お前、何してんだよ!」「何って・・・飛び降りるの・・・」「どうしてそんな事をしようとするんだよ!俺でよかったら話せよ!」
「嫌だ・・・話してもきっと誰もわかってくれないよ・・・!きっと、お前も・・・!」「大神っ」あいつは僕の肩をしっかり掴んで言った。
「確かにお前の苦しみは俺にはわからないかもしれない。けどな、それで大神が楽になるなら、聞いてやりたいんだよ!俺そういうのほっとけない性分だから・・・!」
あいつは、優しかった。「・・・ほんとに?」「おう、困ってるなら俺に言え」「・・・ありがと・・・」「おう!」
|犬飼琉《いぬかいりゅう》は、優しいやつだった。
あぁぁぁ・・・犬飼はずっと出したかったキャラなんだよなぁ☆
脳内で今考えてる大神くんとの絡みが最高すぎる(作者は変態ということを知ってください)