公開中
最悪バトルロワイアル!!必要なのは戦闘能力と欲だけ!!(第二弾)
今回は第2弾でございます、ちょっと難しかったので下手かも…(汗
クオリティそんなに高くないので期待しないでね…。あと、キャラ紹介は書いてオリマセン…それぐらい書けえええって思った方はファンレターでまたアドバイスしてくれたらうれしいです!!
「…りゅ、龍?」
「下がってて、杏。」
「…え…」
龍は大きく息を吸い込み始めた。体に紫の光の玉が吸い寄せられるように集まってくる。
「あれあれ~?何を見せてくれるのかな?ww」
「とびっきり綺麗なあたいのパフォーマンス、見せてあげるよ!!
いっくよー!
真龍鱗光弾(しんりゅうこけらこうだん)、拳(けん)ッ!!」
龍が声を上げると同時に集まった紫の光が弾け、龍の形をした光線が四方八方に広がった。煙が弧を描いて美咲に襲い掛かった。
「う、うわぁっ!?」
「どんな相手でも逃げたら終わり、さ、杏!!こっから出るよ!!」
私は龍に手を引かれ体育館から脱出した。再び運動場に戻ってきた。私は龍にお礼を言おうとしたのだが…
「は、はぁぁ…助かった…龍、ありがと…りゅ…う…?」
「怖かった死にたくないまだ死にたくないあんなん出くわしたら終わりじゃん何痛くないように殺すって職人技やんホラゲーやんこれ無理無理無理無理痛い思いはしたくないもういいわ殺せる奴らは殺していこうかなでもサイコパスとか思われたくないいやだいやだいやだいやだ無理死ぬ次サイコパスな奴にあったら私たぶん死ぬぶつぶつ…」
…お経かよ。よく息継ぎなしでずっと喋れてんな…。ま、まあ…今回は龍に助けてもらったから、今度は私が役に立つ番だ!!絶対活躍して見せるからね!!
*
私の名前は夜兎神瑠璃(やとがみるり)。今は調理室に向かおうと誰もいない廊下を一人で歩き続けている。…なぜ調理室に向かおうとしているかというと、武器を抹消するため。調理室で一番危険なのはやっぱり包丁じゃん?包丁もあれば、コンロだってあるから、器用な人とか物質変換能力を持つ奴は爆弾だって作ってしまうかもしれない。だったら、武器庫を全部消しちゃえばちょっとだけ気が楽でしょ?なんでも頭脳戦さ☆
ちなみに…私は…生き残ってもかなえてほしい願いは無い。でも、サバイバル的なゲームは一応結構好きだし、ぶっちゃけ死にたくはないし。
…はーぁ…仲間がいないとやっぱり心細いなぁ…
しばらく歩いていると調理室の看板が見えてきた。誰も…いないな?よしっ、今だ。んじゃ、目立っちゃうけど…豪快に調理室破壊しちゃおっか♪
「月光散億夜(月光が散る一億の夜)…解ッ!!!!!!」
私の周りに黄に光った輪が生成され、それらが一気に広がって大爆発!!調理室そのものが一気に粉砕され、パチパチと何かが顔に当たる。
おし…やったか?…ガス漏れしてるところらしきものは無いし、調理室も丸ごとバラバラにしちゃったから…多分これで安全。
「次は…理科室破壊するか。」
私は何事も無かったかのように反対方向の階段へと歩いて行った。
「ま、待って…行かないで…。」
夜兎神さん…私がいること…気づいてない…
…もうちょっと活躍したかったのにな…もう…死…。ぬ…
~遡ること数分前~
「ちょっと武器が本当にない、やばいどうしよ…ちょっと調理室で武器みつけて改良しようかな…」
私は新図美香(しんずみか)。私の能力に攻撃手段はなく、今は拳銃とかを探し回っている。ついさっき人が殺されそうになってたところ見たから、、、あんな風にはなりたくない…と心底ビビっているww
私の叶えてほしい願いは、学校でのいじめをきれいさっぱりなくしてほしい、という内容。いじめられてはいないけど、最近ネットとかで話題になっていたり、実際この学校でも一応いじめはみたこともある。誰も味方してくれない…誰も相手にしてくれない、誰もがその子を眼中にないように振舞っている。だから…そんな過酷な状況を二度と私の目に移さないように…。
しばらく探し回っているとなんかでっかい刀見つけた…なんで調理室にこんなんあるの?でもまあ、これも使えそう。おいとこ。うーん…これ以外に武器ないな…もう出ようっと。
私は出口に向かって速足で歩き始めた。すると
「月光が散る一億の夜…解っ!!!!!!」
…え?嘘、誰か外にいるの!?
驚いたのもつかの間。目の前から黄色い輪がいくつもいくつもこっちに向かってきて、私に触れた後、大爆発した。
(え…嘘…い…いっ…いやああああああああっっ!!!!)
自分の腕、腹、足、顔から滝のように血が出ている。信じられない光景に私はただ唖然として立っていた。最後の輪が胸に当たり、そのまま後ろに倒れてしまった。
(い、いた…い…だ、れ…か)
嫌がっても限りなく血は流れ続け、痛みも増してきた。何故かもう動けない。…と、その時、夜兎神さんの姿が目に写った。私は最後の力を振り絞って
「夜兎…神さん…っ!!待って…いか…ないでっ…。」
しかしこんな小さな声で夜兎神さんの耳に届くはずもなく…
「もう…いいや…」
そういって私は力尽きた。
~そのころ上の階の廊下では~
こ、怖いよお…死にたくないよぉ…え、私の名前…?…桃村乙香…。一応攻撃手段はある。で、でも…こんな…私じゃ生き残れないよ…
さっきから廊下の隅に隠れてばっかり…でもこうでもしないと敵に見つかっちゃう…
私は果物の生命を司る妖精族。私の戦い方は林檎とかスイカとか固いフルーツを投げたり、甘い光弾やレーザーを出したりできるけども…一つ困った点がある。近づくとミックスジュースの様な甘い香りがするらしい…半径5m範囲で。場所が分かっちゃったら私…多分勝てないよぉ…ど、どうしよう。。。とにかくもっといい場所に隠れないと…と私は図書館に向かって歩き始めた。
あ、あぁぁ…こ、怖い…みつかったら…殺…される…どうしよ(泣)
その時、私の目の前に手に握られたアイスピックが出現した。
「え…?」
「可愛くて美味しそうなデザート見っけちゃった♪」
「…え…あなたは…」
「うん、恐神真咲。さっきから不味い人間とか妖怪とか食ってたんだけど…飽きちゃって。で、いい獲物を見つけたわけ♪」
ま、待って…何も聞こえなかったし気配もなかったのに!!
「…なんで隠れてたことが分かったの…!?気配まで隠してたのに…!!まさか。。。香りでばれた…?」
「はーいご名答!!んじゃ…美味しく食べてあげるから抵抗しないでね?」
「…。え…っ…。やだ…やだああああああっいやだああっ!!!!!お願い、離してっ!!なんでもするからっ!!」
声をあげて手足をばたばたさせながら喚いた。
「はいはいもううるさいなあ…わかったよ。。分かったから一旦…黙れ。」
真咲ちゃんは私の背中に向かって手を当てた。すると喉が急に痛くなり体の自由が利かなくなった。
「たっぷり虐めてあげようと思ったんだけどさ…ごめんね、怖い思いさせちゃったねぇ?んじゃ一瞬で殺してから虐めることにするね…」
そういうと今度は手に黒く光った縄を握り、私の首に巻き付けてきた。
「うわっ…いやだやめてっ…!!いやああっ!!」
嘘…もう…乙香死んじゃう…と諦めかけたその瞬間だった。
パリンっ!!
いきなり窓ガラスが割れ、ガラスの欠片がキラキラ輝きながらと落ちる。そして
「そいやああああああ。」
となんか…力の無い声(?)感情のない声(?)とともに何者かが突っ込んできた。
「な、何っ!?」
「探したよ、おーちゃん。」(おーちゃん=乙香)
はっ…この声は…っ!!
「たっ…!助けて…媛美ちゃんっ!!」
ええと…こんなのでも気に入ってくださったらファンレターで応援してくれたらうれしいです、3話目も頑張りますね!!