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泣いて、笑って、手を取りあう 6
最近部活を6時半までやってて、執筆は電車に乗ってる時にしてます。
ライブの翌日、8人は監督にこんなことを言われた。
「1カ月後、今まで君たちが受けたオーディションで合格したメンバーで結成された同じ事務所のグループ総出の総選挙がある。それに君たちも参加しなければならない。君たちは、この事務所の中の1番の後輩グループだ。この選挙では、まず曲を披露しなくてはならない。この総選挙で頑張って1位を取ってほしい。」
そんなものがあるのなら、8人は全員協力するしかない。頑張って、1位をとる。一応、今回もセンターは決める。しかし、喧嘩なんてしたら、もう終わりだ。心の中では、8人は争っていた。
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ここで、ある人物は、誰よりも練習をした。それは、ハルナだ。彼女は、夜遅くまで残り、終電ギリギリまで練習をした。ボイストレーナーを付けてまで練習した。すると、ハルナはどんどん上手くなっていった。歌も上達して、グループ1歌の上手い咲良に及ぶレベルになった。センターになるために、グループ1努力していた。
それで彼女は気づいた。練習するのは、なりたい自分になるためだと、努力は、嘘をつかないことを。それを信じて、練習した。
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どんどん当日は近づいてくる。メンバーたちの練習の激しさも増す。8人は、センターになるために、毎度争い合うのだ。
8人にはそれぞれの色んな思いがある。でも、それぞれが同じようなことを思っているように見えて、全然違うことを思っているのだ。しかし、気持ちの強さは、みんな同じくらいに強いのだ。みんな、1位になりたいと思っているということは変わらないが。
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ところで、なぜ毎度曲を披露する際に、毎度センターを決め直しているのか。それは、まだ彼女たちが新人だからなのであって、慣れて、それぞれのメンバーの実力が現れてくれば、センターが固定されるのだ。だから、今このようにセンターを決めて何度も決め直しているのは、センターという舞台に慣れるためなのである。つまり、このことはとても貴重になるのだ。
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センター発表の日になった。センターのメンバーによって、投票の結果も変わってくるのだ。
監督「センターを発表する。センターになるのは、今田、君だ。」
ハルナは、ずっと一生懸命に練習していた。だからこそ、今回センターという舞台に立ったのだ。
他のメンバーも、1位になるために懸命に練習に励んだ。ここで、ここからの人生が決まるのだ。ここで有名になれば、8人は人気者のアイドルになれる。
もうすぐ、当日がやってくる。彼女たちは、どんな結果が待っているのか…。
次回投票の結果が分かります。このシリーズが終わる見込みが全然ないですw次回もお楽しみに!