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#10
--- 夜中の3時 ---
「…いつから音葉ちゃんはあぁなってしまったんだ」
と自室で作業していた保科がボソッとつぶやいた
「昔はあんなじゃなかったのに」
--- 今から数十年前 ---
「ねぇ宗四郎さんいつか怪獣がいない日が来るのでしょうか?」
と白い着物を着た女の子が言った
「う〜ん昔から怪獣がいるから僕はわからへんけどいつかは来るんじゃ無い?」
「そうなのでしょうか?」
「うん君はなんでそう思うの?」
「私は皆さんに平和に生きてほしいんです!」
と真剣な眼差しで宗四郎へ目を向けた
「…クスッいつか来るとええな」
そういった後その少女はうんと頷いた
---
「…僕は一体何すれば良かったのか」
とボソッと呟いて目の前の作業に戻った
--- 翌日 ---
「保科目にクマできてるよ」
「…え、あぁ昨日まで夜遅くまで作業しとったからなぁ」
「そう?でも夜遅くまで作業したら今後の仕事に支障があるかもしれないから睡眠は大切やで」
と心配そうに保科伝えた
「心配してくれてありがとうな気をつける」
そう言ったあと一緒にオペレーション室へ向かった
終