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東方弾幕録 5話「理解している者同士」
現在の状況
博麗陣営 8
月虹陣営 9
こいし「咲夜さん!よろしくねっ!」
咲夜「…お手柔らかにお願いいたします」
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霊夢「正直、ここの戦いは本当にわからない」
霊夢「どっちが勝つのか…予想できないわね」
グレア「俺も同じだ。博麗」
霊夢「あんたと一緒にはされたくないわね」
グレア「酷いな」
霊夢「妥当な対応よ」
グレア「俺は嫌われているのか?」
霊夢「ええ」
グレア「即答やめてくれないか?」
グレア「…とにかく、この試合は俺も分からない」
グレア「だからこそ…面白い」
グレア「どちらが勝つか…楽しみだな」
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藍「それでは…用意、、」
藍「はじめ…っ!!」
こいし「またね、咲夜さん」ブォン
咲夜(やはり無意識に入ってきた…)
シュッッシュッッ
こいし「えへへ」
咲夜(姿が見えない…)
咲夜「けれど…!」
ドガッッ
こいし「え!?」
咲夜「…気配を感じきれないほどでは、ないですね」
ドカァァァン
パリィィン
こいし(嘘…姿は見えなかったはず)
こいし(気配も感じにくくしているはず、、)
こいし(なのに、どうして…っ)
紫『最初に結界を割ったのは咲夜選手でーす!!』
咲夜「これぐらいなら私も戦えます…」
咲夜「ずっと見てきましたから」
こいし「何を、?」
咲夜「こいしさんが、フラン様と遊んでいるところを」カチッッ
こいし「!!」
こいし(一瞬で周りに大量のナイフ、、)
こいし「…そっかぁ」
こいし「でも、私だって…咲夜さんがフランちゃんと一緒にいるところ何回も見てきたよ?」
こいし「だからね、」
カチッッ
こいし「こんなナイフももはや雪みたいに弱いの」
スチャッッヒュッッ
咲夜「なっ!?」
咲夜(顔面スレスレに投げたナイフを全て薙ぎ払って…!?)
こいし「ほらよそ見したら危ないよぉ〜」**《深層「無意識の遺伝子」》**
咲夜「!?」
ドカァァァン
パリィィン
紫『さぁ両者一枚ずつ結界が割れています!!』
咲夜「…っ」
咲夜(気配を感じにくくなってきた…)
咲夜(…いや、これは、)
こいし「ふふっ」ブォン
咲夜(気配を感じることができても、)シュッッ
こいし「遅いなぁ」ドガッッ
咲夜「かは…っ!?」
咲夜(読まれているかのように、攻撃を当てることができない…)
ドカァァァン
パリィィン
紫『咲夜選手2枚目の結界が割れましたー!!』
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刻哀「…凄いな」
刻哀「言葉では説明しにくいが…とにかく、、」
フラン「私の取り合いしてるの?」
刻哀「あーそうかもしんない」
フラン「私で喧嘩しないでー!!」
カナタ「そのセリフはフランが言うセリフじゃないやろwお前なら喧嘩に参加するやん」
フラン「え、すっごどうして分かったのきもいな」
カナタ「最後の一言いらんわ」
刻哀「…咲夜」
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咲夜(点差を広げないためにも、負けるわけにはいかない)
咲夜「もう少し、、本気を出さなければ…」**《奇術「エターナルミーク」》**
咲夜「私はレミリア様に仕える従者…」カチッッ
こいし(無数のナイフ…)
こいし(でも避けれる…!)シュッッ
ドガッッ
こいし「なっ…!?」
こいし(服掴まれて…っ!?)
咲夜「そんな従者が弱かったら…」カチッッ
こいし(また無数のナイフ!?)
こいし(くっ…服なんて掴まれてたら…!!)
咲夜「守りたい人を守れません」カチッッ
こいし「避けれな…っ!?」
ズドドド
パリィィン
紫『さぁ両者2枚ずつ結界が割れています!!』
こいし「ごほっ…ごほっ、、」
こいし(早い…いつの間にか背後に回られて服を掴まれてた…)
こいし(しかも避けても常に無数のナイフが目の前にある、)
こいし(スペルを使ってでもナイフを壊すべきだった…)
こいし「っ、まだやれる…っ!!」**《表象「弾幕パラノイア」》**
咲夜「させません…!!」**《時符「プライベートスクウェア」》**
こいし「私の方が早いからっ!!」シュッッ
咲夜「させないわ!!」
シュッッ
こいし「え、スペルが打てない…!?」
こいし(まさか私のスペルを無効化して…!?)
咲夜「…背中がガラ空きです!!」
シュッッシュッッ
こいし「そんなの避けれるに決まって…っ!」
ドガッッ
こいし「なっ!?」パリィィン
紫『こいし選手3枚目が割れて残り2枚となりました!!』
こいし(身体をひねるようにして蹴りを入れてきた…)
こいし(とっさに避けたのにも関わらずこの威力…)
咲夜「怯えていますか?」
こいし「…っ、煽ってるつもりなの?」
咲夜「煽るなんてそのような真似、」
咲夜「私はしませんよ?」
こいし「そうなんだ、、」
こいし「じゃあいいや」《本能「イドの解放」》
咲夜「!?」
咲夜(なに…?空気が変わった…)
こいし「遅いよ」
咲夜「早っ…!?」
ドカァァァァン
パリリィィン
紫『こいし選手の完璧なスペルがヒットし2枚の結界が一気に割れました!!』
咲夜「はぁ…はぁ…っ」
紫『現在こいし選手は2枚、咲夜選手は1枚スペルが残っています!!』
こいし「悔しいですか?さっきまで優勢だった自分が一気に結界を2枚割られて」
こいし「いきなり絶体絶命になって悔しいですか?」
咲夜「…煽ってるつもり?」
こいし「うん」
咲夜「…っ」
こいし「いい加減負けを認めなよ」
咲夜「__…つ…おる…__」
こいし「時を操れても、無意識の力には勝てないんだから」
咲夜「…何を、」
こいし「なに?」
咲夜「何を…」
咲夜「何を持って自分が勝つと言えるのですか?」
ズババババ
こいし「なっ…!?」
こいし(一瞬で大量のナイフ…!?)
こいし「どうして!?」
咲夜「スペルを使ったからですよ」
咲夜「こいしさんには聞こえなかったかもしれませんが」
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咲夜『…っ』
こいし『いい加減負けを認めなよ』
咲夜『**幻符「殺人ドール」**…っ』
こいし『時を操れても、無意識の力には勝てないんだから』
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咲夜「紅魔館のメイド長を…」
咲夜「あまり舐めないでいただきたいです」
こいし「くっ…」
シュッッシュッッ
咲夜「…見える」カチッ
カチッ
ドカッッ
こいし「が…っ!?」
ズドォォォン
パリィィン
紫『さぁ両者一枚ずつとなりました!どちらが勝つのでしょうか!』
咲夜「終わりにしましょう、こいしさん」
咲夜「試合が長引くのも後に響きます」
咲夜「私を煽ったことを後悔してください」
こいし「…っ!それはこっちのセリフだよっ!」
こいし「私に勝とうなんて思ったこと、後悔させてあげる!!」
咲夜「**幻象「ルナクロック」**!!!!!」
こいし「**抑制「スーパーエゴ」!!!!!**」
おつなこ!!!