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『雨宿り』 ykrBL
ryr「.....雨、酷くなってきましたね」
tn「そうですね。ryr先生も電車でしたっけ?」
ryr「はい、こんな感じだと今は外に出れなさそうですよね。
天気予報によるとまだ2時間ほどこのままみたいです」
tn「電車に辿り着く前に吹き飛ばされそうですねw」
ryr「たしかに笑」
tn「もうちょっとスタジオにいたほうが良さそうです
ryr先生、この後予定とかないんですか?」
ryr「今日はもう予定はないです。.....tnっちはなにかあるんですか?」
tn「俺もなにもないっすね。編集でもして雨が弱くなるまで待ってましょうか」
ryr「そうですね。私は......実験ノートでも書こうと思います」
tn「実験ノート....ですか?」
ryr「今日の実験で得られた回収物の収率、少し改善したいことなど
そういうことを記録しているノートですね」
tn「へぇ.....」
黙々と書き進めている。
ryr「編集、しないんですか」
tn「あっ、そうでした。」
ryr「見ていて何か面白いですか?」
tn「いや、字がきれいだなぁって思って」
ryr「ありがとうございます笑
そんなこと初めて言われました」
tn「めっちゃ丁寧で俺は好きですよ」
ryr「照れますね、でも黒板とかだと普通に崩れます」
tn「黒板って綺麗に書くの難しいっすよね」
ryr「そうですね。特にカタカナのトとか」
tn「あぁ〜たしかに。
人みたいになっちゃいますもんね」
ryr「ニトロが二人口に見えてしまったりとか
時々自分で書いた文字を読み間違えそうになります。」
tn「二人口ってwwなんなんでしょう
でも崩れてても綺麗な文体ですね」
ryr「そう...なんですかね?」
tn「文字って人の気質が出るじゃないですか。
だから、なんていうか文字にも〝ryr先生っぽさ〟があって
すぐわかります。」
ryr「じゃあ次の動画で【誰の字か当てまSHOW!!】でもやりますか笑」
tn「大丈夫ですよ!それは流石に間違えません。」
ryr「割と高難易度ですけど...」
tn「任せてくださいよ、好きな人の字だったらすぐ分かりますよ。」
ryr「当てられたら何かしてあげましょうか」
tn「おっいいですね。うぅん......全問正解したら
俺の言ったことを一つしてもらいましょうか」
ryr「分かりました。当てられなかったらどうします?」
tn「あてられなかったら....?俺もryr先生の言ったことを一つしてあげます。
それにプラスして実験の手伝いか雑用でもしますよ」
ryr「随分自信がおありですね。
手伝いですか、それなら負けられませんね笑。
実験も助手がいた方が早く進みますし。」
tn「じゃあそれでいきましょっか。
企画案は後でkrr先生に送ってメールで相談しておきますね」
ryr「ありがとうございます
そういえば、当てられたらtnっちが言ったことを一つするって
言ってましたけど何するんですか?」
tn「まだ考えてません....撮影後まで秘密、ということにしときましょう。
楽しみにしておいてくださいね。
ryr先生何かしてもらうこと考えておいてください!」
ryr「分かりました。本当に何でもいいんですね」
tn「???はい。何でも良いですよ」
ryr「オッケーです。考えておきますね♪」
tn「なんかやけに嬉しそうですけど....ww
まあkrr先生も出るので企画倒れしないように
当てられなかった時は一応他の罰ゲームも.....」
ryr「それが良いですね!復活・処刑汁炭酸水とか?」
tn「っっっすぅぅそれは!
さすがにヤバくないですか?
あれほど不味いものはないですって......」
ryr「ふふっ、頑張ってください♪」
tn「最悪の罰ゲームが決まってしまった.....
これは外したらタヒにますね笑」
ryr「任せてって言ってましたもんね。期待してますよ」
tn「はい。...........雨、少し弱まってきましたね」
ryr「そうですね......帰るなら今がチャンスみたいです」
tn「......帰りましょっか。ryr先生」
ryr「寂しいですけど、今逃したらまた外に出れなくなりそうですし。」
tn「せっかくだし、手繋いで帰りましょっか」
ryr「はい。」
tn「相変わらず手、冷たいですね」
ryr「tnっちの手があったかいんですよ、笑」
tn「でもあった頃よりかは少し暖かくなった気がしますよ」
ryr「それは.....おそらく
何回も手を繋いでいるからだと....。」
tn「つまり俺の体温に近づいてるってことでは??」
ryr「っふふっ そういうことかもしれません。」
弱くはなったものの
まだまだ降り続く雨の中で
繋いでいる手の温度は
周りより少し高くなっていた。