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センター
とある自主企画に参加しています。
文字数やたらと長いかもです。よろしくお願いします。
それではどうぞ。(๑╹ω╹๑ )
『|雫《しずく》さん、よかったら、《《センター》》やりませんか?』
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私の名前は『|天塚《あまつか》 |雫《しずく》』
今人気のアイドルグループ『アイドルナイン』のメンバーです。
【アイドルナインとは!】
最近出来た今人気のアイドルグループで、今年はドームライブを目指しているグループ!
メンバーはグループ名通り9人。
そんな私は、アイドルナインでの生活を楽しく送っていた。
|薫《かおる》『雫〜!はい、水。さっきダンスレッスンしてたから疲れたでしょーw』
|薫《かおる》、『|岩野《いわの》 |薫《かおる》』は、私のことをいつも気にかけてくれるアイドルナインのメンバーだ。さっき薫は歌のレッスンをしていた。私はダンスレッスンをしていた。
アイドルにとって、"ダンス・歌・個性"はとても大事だった。
よりメンバーが多いグループは、なによりも一人一人の個性を出さないといけない。メンバーが多いと、注目されるのは必ず《《センター》》だ。後ろで歌ってる人は、より個性を出さないと結果は出ないと思う。
個性って、一人一人必ず違うと思うから、その個性でよりファンを喜ばせれる素敵な歌やダンスをしないとね、そう私は思っている。
『水ありがとー』
私は薫に感謝して、水を飲み始めた。
薫『雫、ちょっと頑張りすぎじゃない?もうちょっと休んだら?』
『え?えー、でも頑張らないと。ファンの子にライブ楽しんでもらいたいからね!』
薫『そっかー、でもそれでファンの子に変な顔見せちゃダメだよ。』
『変な顔って何w』
薫とはメンバーの中で一番仲がいい。アイドルナインの界隈でも、公式ペア『薫と雫』って言われてるものだもん。まあ公式ペアなんてないけどね。でもそれほど仲がいいってこと。私は薫を信用していて、最高のライバル、最高のメンバーと思っていた。
薫『あっ、これからアイドルナインの今後についての会議じゃない?』
『あ、そうだった!』
私たちは、事務所の会議室へと急いで行った。
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会議室には、まだ全員集まっていなかった。
アイドルナインのしっかり者さん『|花崎《はなさき》 りん』が、私たちを見てこう言った。
りん『ちょっと〜、まだ全員集まってないけど遅いよ。まあまだいいけどね。うちは全然怒ってないから大丈夫。』
薫『ごめんねみんな〜。』
雫『すみません!』
りん『あ、最後の人がお出ましだね。』
ガチャン!!
|陽奈《ひな》『ごっめーん!!遅くなっちゃった!てへぺろ?』
りん『陽奈ちゃん。もうちょっと、時間に余裕を持って。』
彼女は、『|星野《ほしの》 |陽奈《ひな》』だ。メンバーの中で一番明るくて、元気で、いつも誰かを楽しくさせる素敵なメンバーだ。
りん『じゃあ、会議を始めるわね。』
スタッフさんとかはいるが、基本この会議を進めるのは、りんだった。
りん『スタッフさん。今後のスケジュールってどのような感じですか?』
スタッフA『えっとですね、今週…、明々後日に、"ホールライブ"、そして来週に"アリーナライブ"です。何ヶ月後に武道館などいろいろ計画はしています。』
|亜季《あき》『確かホールって、キャパ9000ぐらいのところだよねー!!めちゃ楽しみ〜!!』
今喋ったのは、『|風谷《かぜたに》 |亜季《あき》』だ。
音楽関係は大体何でもできる亜季ちゃん。歌も上手い。
スタッフA『それで、新曲のセンターを、"天塚"さんに、と…。』
え、そんなこと言ってたっけ…?
薫『頑張ってね雫!』
『え、あ、うん。ありがとう薫。…』
結局私がセンターということに実感が湧かず、明々後日のホールライブ当日となった。
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ホールライブ当日。
薫『新曲センターファイト…!!』
『ドキドキだよ〜…』
薫『大丈夫?雫ならできるって!』
そして私たち、アイドルセブン、9人は全員ステージへと立った。
"途中まで"はとても順調だった。
けれど、あの曲で全てが止まった。
私がセンターの新曲だ。
りん『みんな〜!今日は来てくれてありがとうございますー!!』
ファンの方『きゃああああああああああああ!!!』
りん『今日は新曲をライブで先行公開しちゃいたいと思います!センターは…?』
りん『天塚 雫です!』
ファンの方『パチパチ…!!(拍手)/きゃあああああああああああ!!!』
やばいめっちゃ緊張してきた。今までのライブの中で一番緊張している。多分今メンバーの中で一番緊張しているのは私かもしれない。いや私だ、絶対。
りん『それでは聞いてください!「愛の結晶」』
愛の結晶というのは新曲の曲名だ。というかやばい、どうしよう始まってしまった。
私は歌った。歌ったんだけど、
バタっ…
ファンの方『ザワザワ…』
倒れてしまい、ついに意識を失った。
私が最後に覚えているのは、薫の『大丈夫!?』という声だけだ。
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【病院】
…ん、…ん…?
薫『……!…雫、起きた…!?起きたよね…!?』
『あ…うん…?』
薫『よかった…。って、心配したんだよ!?』
『あ、ありがとう…。でも…』
私はいつのまにか病院にいた。
…思い出した、倒れたんだ。私はステージで倒れてしまったんだ。ファンが楽しそうに聞いてくれたのに、私がステージを台無しにした。最低なアイドルだ…。
薫『…雫!』
薫『私、雫がステージに立ってると、とても心強いんだ。』
『…えっ…?』
私は驚いた。心強い?私がいると?なんで?
薫『…私ね。雫がいなかったら、アイドルなんて諦めてた。』
薫『私の夢はアイドルだった。でも、私歌やダンス下手だし、人前で立つことも苦手だった。』
薫『でも雫を見ると、私勇気が湧いてくるんだ。私も頑張ろうって!』
薫『…夢、叶わないかと思った…w』
『………』
『夢は見るものじゃない。』
『"叶える"ものだよ!』
アイドルってなるとアイカツスターズが懐かしい…
あと展開雑でしたよねすみません_(:3 」∠)_
読んでいただきありがとうございます!