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叶うはずない恋だけど。#2
「そんでさあ〜好きな人、だ〜あれ?」
「…羽石、優斗くん。」
…あ。言ってしまった…
でも、気付いた時には遅かった。
「え…えええっ!?あいつをおっ!?」
柚木の声には、怒りと驚きと心配、が混ざっているようだった。
「彩音、最っ低!心愛を恨んでるやつをよくも好きになってくれたわねっ!」
…私は、柚木に殴られて、蹴られた。
柚木は柔道を習っているからか、すごく強く殴られて、蹴られた。
そして、私の意識は…途絶えた。
…どのくらい、経っただろうか。
ここは、どこだろうか。
辺りを見回すと、ベットが並んでいた。
病院だろうか。
私は立とうと思って、体を起こした。
でも…。
「い、いだだだだっ」
激痛が、走った。
「うるせー。」
右隣の奴が言った。
…ん?
聞き覚えのある、声…?
私はハッとして右を向いた。
…そこには、優斗くんが、いた。