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鬼殺隊兎柱 ー柱になる時ー 仁
あんな事にならなかったら____は今私と一緒に鬼を狩っていたのか。私がいなければあの時一人で簡単に____は鬼を倒していたのかもしれない。けど、もう…気づくのには遅すぎた。もう…____は居ないのだから。あの時に…私がもっと強ければ…『守れたかもしれない命を私は守る事が出来ずに失った』
今回なんか区切りが多い気がします。
第二話/あと仁
第二話/あと仁
サラサラ… (鬼が灰になる音
「…」
疲れた…。
「南南西ー!南南西ー!」
「ま、またぁ?もう五日目だよぉ…」
「早く!早く!いソげー!」
「うー…」
タッタッタッ…
---
「クソッ!クソォォォォ⁉︎俺が?俺が負けたのかっ⁉︎こんな柱でもないクソ餓鬼にっ⁉︎」
「負けたよ?証拠に頸が体から切り離されてるじゃん。それに…私は餓鬼じゃない」
「クソォォォォォォォォォォォォォォ⁉︎⁉︎」
サラサラ…
「…」
「休息!休息ゥゥ!藤の家紋系へ行けぇぇ!」
「やっと休める…」
タタタタ…
---
「ふぅ…」
私は藤の家紋系へ行き、真っ先に布団へダイブした。
「ん……zzZZ」
疲れていたのかすぐに寝れてしまった。
「起きろ!起きローー!」
「ひゃ⁉︎」
「ガァァ?」
「何だぁ…|青梅楼《おうめろう》かぁ…」
「早くしろー!合同任務だ!合同任務ダァァ!」
「地獄だ…」
私はさっさくさと準備をし合同任務のため、集合場所に向かった。
ー向かっている途中ー
「…そういえば、鬼の数、強さは?」
バサッバサッ
「数十四!十二鬼月なみの強さ‼︎十二鬼月の可能性大!」
ビキ
「十二、鬼月‼︎」
その組織の名を聞くと何故か怒りが込み上げてくる。理由は分からないし、記憶も思い出せない。けれど…この怒りが収まることはないだろう、そう思う。誰かも忘れてしまったあの人…元気でいるだろうか?そうだといいな。
---
「…」
合同任務のお相手さん居なく無い?
合同任務の相手は『竈門炭治郎・禰󠄀豆子』『我妻善逸』『嘴平伊之助』らしい。…が、それらしい人はいない。全員凄く分かりやすい特徴があるらしいからすぐ分かると思ったんだけど…。
「額に傷、箱を背負っている。黄色い羽織に髪、上半身裸…猪」(ボソッ
この特徴で分からないはずはないと思うんだけどなー…。
「た~~!」
「ん…?」
「し~~かに~~善~~!」
「…善?」
「な~~~~~~~~」
「猪?」
この人達だね、うん。
テクテク…
「あの」
「ぎゃっ⁉︎」
「何だ‼︎俺様に何か用か!」
「あ!もしかして…」
「「合同任務の…?」」
「あ、はい!鴉から聞いてると思いますが、俺は竈門炭治郎です。こっちは…」
「あ、我妻…善逸、です」
「俺様はこいつらの親分伊之助だ!」
「…」
まともなのは炭治郎さんだけ…?後は、泣き虫さんと猪さん。
「私は秋月 紫音。よろしくね」
「よろしくお願いします。紫音さん!」
「そろそろ行こう」
「はい!」
「いぎだぐないよぉぉ…」
「俺様についてきやがれ子分ども!」
タッタッタッタッ
私達が向かう鬼の出現した場所は|斬り残山《きりざんやま》。いままで一般隊士百名を山に送ったが誰一人と返ってくることはなかった…。ゆういつ発見できたのは隊員一名の右腕。だがその右腕もボロボロになっていてうじが沸いていたらしい。
…相当な力があるって事か。
ー到着ー🟣💨🟢💨🟡💨🟤💨💨
「ここが…」
「っ…すごい刺激臭だ…」
「やだよ何この音ぉぉ…」
「何突っ立ってんだ!さっさと行くぞ!」
「…」
気持ち悪い殺気ばっかり…。数が伝えられたものより多い…?
「行こう」
タッ
「…」
「やだよおぉ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」 (顔文字はイメージです
「俺様が一番多く鬼を殺してやる!」
ダダッ
ザッザッ…
「ッ…」
そこら中にいままで山に入ったと思われる隊員や市民の死体がある。全てが無惨な姿に喰い散らかっており、中には楽しみでやったのか若く美しかったであろう女性の切り刻まれた死体までもあった。これには、あのでしゃばっていた伊之助さんも“しん…”と黙り込んでいた。炭治郎さんは見つけた死体は必ず埋め、手を合わせていた。もちろん私も。善逸さんは泣きながら炭治郎さんにひっついている。情けないなぁと思いながら見ている私もそこにはあった。
---
数時間、ずっと頂上へ向かい歩き続けていた。だが、鬼どころか虫の一匹も出てこなかった。確かに鬼の気、匂い(炭治郎詳細)、音(善逸詳細)がしているはずなのに…上に行くほど強くなっていっているのに…どうして…。
それからずっと歩いていた。だんだんと死体の数が減っていき、血の跡が多くなった。そして…頂上についた。頂上には少しばかり大きな建物があり、その中に周りに居る気よりも大きな気を感じ取った。炭治郎さんや伊之助さんも感じ取ったのか刀を手に持っていた。善逸さんは…………炭治郎さんにしがみついてガタガタ震えている。
私は分かった。その気が、十二鬼月である事を。
カチャ…
開いた…。居る。鬼がこの奥に居る。とてつもない大きさの気、今まで見た事がない。
テク…テク
慎重に進んで行く。
ギィ
静かな廊下に音が響く。
ドス…ドス…
鬼がこちらに来ている。
カチャ
刀を構えて、また進んで行く。
テク…テク…。ドス…ドスっ…。
この二つの音が廊下に響く。近づいてくる、近づいて行く。後ろに炭治郎さん達は待機してもらった。後ろにも鬼がいたから、一匹だ。三人がかりなら絶対にいける。…。
ドス…ドスっ……
音が…やんだ?なんで…可笑しい。あの足音を鳴らすほどの鬼。全く音を出さずに歩く事は不可能に限りなく近いはずだ。どこ?どこに行った?
ギシ…。ガッ!
「ッ!」
まずっ…音を待ってたんだ…!|私の居場所が分かる音が鳴るまで《・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・》。
「また柱じゃないのか…。なぜ百人以上殺して雑魚鬼共を寄せ集めてまで鬼の大群を作ったって言うのに柱が来ないんだ…?可笑しいだろぉ…可笑しいだろぉ‼︎」
グググ…
「かっ…⁉︎」
首を…し、める力がっ…強くっ…
「ぁっ…」
息がっ…くるしっ…
「紫音さんっ‼︎」
水の呼吸 壱ノ型|水面斬り《みなもぎり》
ザンッ ベチョ
助かっ…た
「ッ…あ、ありが…と、う…」
炭治郎さんが…き、てくれなかったら。あのまま殺されてた…。
「今は呼吸を落ち着かせて下さい!」
「まだいたのかぁ?せいぜい壬かくらいか。さっきの女は丙か乙…女の方を喰った方がまだいいか…」
「!」
階級を知ってる⁉︎ていう事は、元鬼殺隊?まさか…。とにかく、早く戦闘に参加しなきゃ…。
「はぁ…はぁ…」
まだ息が上がっる…。こんな状態じゃちゃんとした攻撃が、出来ない。こいつは半端な攻撃じゃ傷をつけて弱らすのが精一杯。完璧な呼吸で、正確に頸を狙って斬らなきゃ。
「ヒュゥゥゥ」
水の呼吸 陸ノ型ねじれ|渦《うず》
ザンッッッ
「ッ“…」
「!!」
凄い…たった一撃で腕を斬り落とした!私より階級が低いのに…私も頑張らなきゃ!
「スゥゥゥゥ…」 ⚠︎呼吸音
夢の呼吸 参ノ型|夢幻覚《ゆめげんかく》
「クソ…雑魚に腕斬られちまった…」
『にぃさん!』
「…?」
『にぃさん!起きてよ!早く山に行こう!薬草取りに行かんと!』
「はぁ?何言ってんだこいつは」
ブンッ
「⁉︎」
「な、何もない場所に…」
「私の呼吸。参ノ型に幻覚を見せることができるものがあるの」
「そうなんですね。ありがとうございます」
「無理しないで、ここでは今生きている全員が生きて帰ることが最優先だから」
「…分かりました」
「そういえば…善逸さんと伊之助さんは?」
「善逸と伊之助には後方の敵を倒してもらっています」
「…来なくてもよかったんだよ?」
「そうでしたか?」
「…あの時助けてくれなかったらちょっとヤバかったけど…」
「クソ…クソ…クソッ‼︎虫唾が走る‼︎お前らは目障りだ‼︎」
ダダダダ
「来ました!」
「分かってる」
水の呼吸 夢の呼吸 仁ノ型 壱ノ型 水車 |夢ッ黒無呪偽《むっこくむしゅぎ》
「ヒュゥゥ」
「スゥゥ」
グルグルザン (水
タッタッタッタッ (鬼の周りを走っている
「炭治郎さん煙の外に出て‼︎」
「ッ⁉︎はいっ!」
タッ
「危ない…」
「すいません…」
「いや、いいんだけどさ」
ボヤァ
「な、何だこれはっ⁈急に可笑しな煙がっ…」
「これは…⁉︎」
「これも呼吸の一種。相手を黒霧に包んで一時的に拘束するの」
「拘束なら手足を切ってしまった方が早いのでは?」
「ううん、この霧は拘束以外にも相手が人間だった頃の“記憶”を見せるの」
「どうして…」
「…たまになんだけどね。記憶を思い出して家族に会いたい、友達に会いたいって…自分から頸を差し出すことがあるんだ。本当に…そんな事例、滅多にない事なんだけどさ…」
「そう…なんですか…」
「そろそろ霧が晴れるから構えておいて」
「はい」
「ーんーーぉー…」
「ごーーーーー‼︎」
「善逸と伊之助?おーい!」
「あ、炭治じろぉう!」
「勝手に離れるんじゃねぇよ!」
「ご、ごめん…。けど、紫音さんが危ない気がして…」
「ちょっとそれどういう事…?私が弱いとでも?」
「あっいやっ、違くて…」
「もしかしてお前炭治郎…紫音ちゃんと二人きりになりたかったわけじゃないよな…」
「なっ、違うぞ善逸⁉︎」
「「どういうこと?・だよ炭治郎⁇」」
「あ、あわわ…」
ボヤァ
「ぁ…っ“ぁ…」
ポロ…ポロポロ
「っ!」
「ひっ⁉︎鬼ぃいい⁉︎」
「来た…」
ここで相手がどう出るか…。
「や……こ………………す」
「…」
「に…………………み…………し……」
「…」
「人間は皆殺しにしてやるぅぅ‼︎よくもよくも、俺の家族を!鬼狩りぃぃ」
「チッ」
裏目に出た。けど…なんで“鬼狩り”の言葉が出た?
終わり
どうでしたか?今回「3961文字」と少しばかり長くなりました。
次回 第三話/ニセノシオン
です。お楽しみに!第三話は本家をガン無視して作ります。多少本家とは違う所がありますがお許しを。おつ桜🌸