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死神と悪夢 3話
ーそこには少女がいた。
ツインテールに真っ赤なワンピ。どこにでもいそうな、可愛らしい少女がそこにはいた。
ただ、普通の少女とは明らかに違う。
彼女の周りには、大きな血溜まりがあった。小さな肉塊などが少し見え、周り漂う異臭が鼻に来る。
だが少女はそこで、まるでお気に入りの人形を見る目でニッコリと笑っていた。
その姿が気持ち悪くて仕方がない。
「お兄さん?かなぁ。…あはは。顔がよく見えないや。」
彼女の声だって、とても可愛らしく聞こえた。
「お前は何だ。人か?」
気味の悪さを押しこらえ、そう問う。
「私が人じゃない…そうだなぁ、私は人じゃなかったらなんだろうなぁ…」
…確定した。
ここの空間に押し負けないよう、なるべく声を大きく出す。
「一つ訂正する。」
彼女がこちらを見た。
「お前は、もう人間じゃない…化け物だ。」
「…え?」
彼女は目を見開く。
なぜ彼女が化け物か。
自分には、いつも見えるからだ。
“黒いなにか”が。
厨ニ臭ぁぁぁい!
すいません。こんな厨ニ展開しかかけなくて…
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