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平和な日常に、花を添えて
生存if
みんながポアロに来た話
「…で、なんで来たんだよ。」
昼下がりのある日、ポアロでアルバイトをしている安室透こと降谷零は真正面に座っている四人組にそう言った。
「様子見だよ、様子見」
「折角通りかかったからお昼はここにしようって考えたんだ。」
「にしても、元気そうで何よりだぜ。」
「ああ。最近連絡が来なかったからな」
そう、その四人は降谷の同期の萩原研二、松田陣平、諸伏景光、伊達航の四人だった。
どうやら四人は降谷の様子見、と言って昼食を取りに来たらしい。
「ほら、オーダーだぞ?店員さん?」
「分かってるよ。」
四人のオーダーを取った降谷はカウンターの方へと戻って行った。
「安室さん、あの四人とお知り合いですか?」
「えぇ、まぁ…」
梓にそう聞かれた降谷は苦笑いをしながら答えた。
料理をテーブルに運ぶと諸伏に聞かれた。
「ねぇ|零《ゼロ》、外の桜が凄い綺麗だったけど、見た?」
「え?…ああ、本当だ。」
窓に目をやると、桜が風に乗って宙をひらひらと舞っていた。
「なんか思い出すな、俺が警察学校だった時のこと。」
「確かに!なんかいろんな事やったよなー」
「確かにな。あの時はやんちゃだったよな。」
「やんちゃって…」
そんな他愛もない会話をしながら時間は過ぎていった。
「さてと、それじゃ俺らはここら辺でお暇するよ。」
「そうだね。あんまり居ても迷惑になっちゃうし。」
レジで会計を終えた四人はポアロの外へ出ていった。
「…また来てくれよ。」
「分かってるよ!絶対また来るから、な!」
「それまで待っててくれよ?|零《ゼロ》」
外の桜は満開に咲いていて、桜吹雪が風に乗って宙を舞っていた。
生存ifとか初めて書いた。どうも、鯨先です。
ハロ嫁後日談の話に生存ifを書いて欲しいとあったので書きました!
リクあざです!
話変わりますが長野組の話が書きたい!!
哀ちゃんメインも書きたい!
来年も映画楽しみ!!!!!!!!