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アミラン・リスタート・オンライン―幻想と現実の入り混じった世界と最弱スキル持ちの俺〈私〉の復讐劇―
俺、野馬鹿治(ノウマ シカジ)は小学4年からの虐められっ子だった。
理由は簡単…俺の名前の中に“馬”と“鹿”の2文字が並んでいるためだった。
こんなしょうも無い物でも、小学生は簡単にいじってくる。
そして、小学4年生と言う年齢は…心の発達もあんまりして居なくちょっとしたことですぐ心を痛めてしまう。
しかも、俺は通常の人よりも太りやすい性質だったのでその事でも虐められた。
そのせいで、俺は学校に行く事が出来なくなっていた。
ちなみにだが、当時の俺のあだ名は“バカ”や“デブでバカ”という感じだった。
今思い返しても、流石にド直球で心臓辺りが痛くなった。
「はぁ~嫌な過去思い出したな…ゲームでもやって落ち着こう」
今年で、中学1年になる事を思い出しながら、俺は目の前に置いてあるPCの電源を入れた。
―ピロン
と可愛らしい音を出して、PCが開く。
そして、流れるように俺はとあるゲームを開いた。
そのゲームの名も…〈アミラン・リスタート・オンライン〉略して〈ARO〉今世界で人気急上昇中のVRゲームだ。
ちなみに、VR以外にもPCのみでやる2D式もある。
俺は、流石に学校に行っていないという事もありVRは買って貰えなかった。
そう考えていると、画面に映る〈NOW LOADING…〉の文字が見えた。
「よし、今日は何しようか」
そう呟くと同時に、ゲームが開始し画面に〈ARO〉の自分のアバターが三人称視点で映る。
いつか、このゲームについて話す友達が出来たらいいのに…。
そう思いながら、今日の〈デイリー任務〉をすべくマップに目を通した。
30分もしないうちに〈デイリー任務〉が終わり、俺は暇を持て余していた。
実際、お使い任務も全て終わらせボス討伐もほぼ終わらせた俺はやること無くしていた。
「やっぱり、ボスソロ討伐すれば…」
そう考えたが、やっぱりやめる事にした。
ただでさえ、ボス討伐もぎりぎりなのにソロ討伐なんてできない…そう感じたからだ。
行動力がないと思ったか?
行動力があれば、学校にも行けてるんだよ!!
そう、誰も居ないAROの画面を見ながらキレる。
「はぁ…なんかムカついて来たし…そこら辺の雑魚モンスターでもぶっ殺すか」
多少、口が悪い様に感じるような言葉を吐き俺は雑魚狩りに向かった。
ついた場所は、中級者向けのダンジョン〈アルトリア〉。
ここには、主に〈ゾンビ〉や〈スケルトン〉等のアンデッド、その上位種である〈キングスケルトン〉や〈ゾンビロード〉しか居ない。
俺は、その事を知っているため速攻で終わらすことのできる周回用武器を手にしダンジョンに入って行った。
―バチバチ
という、聞いた事のない音を耳にし…。
「やっぱり、雑魚狩りは一番スカッとする…。俺は、あんな…あんな奴らには負けられないんだ!!」
そう、叫びながら次々にモンスターを殺して行く。
―BOSS 出現
画面に表示される警告の様な文字…俺は、それを横目に目の前の敵に向き合った。
ボスを鑑定すると…。
〈無性之(ラヴァール)悪魔(デビル)〉
名前:ヴァヴェル
LV.67
体力.5300/5300 魔力.1211/1211 速度.200 攻撃力.300
防御力.500 知力:160
〈スキル〉
死の音色LV.5 変化LV.7 自爆LV.0
〈称号〉
無性者
〈弱点属性〉
炎、氷、雷
おう…意外に強い。
特に、《死の音色》のスキルは厄介だ。
《死の音色》…自身のHPをスキルレベル×400消費し相手を50~100%の確率で殺す。※自身よりレベルの高い敵又は、《生の音色》を持つ者には0~40%の確率でスキルレベル×200の攻撃を与える。ただし、同レベルの敵に対しては0~100%(ランダム)の確率でスキルレベル×400のダメージを与える。
と言うスキルだ。
自称ダメージがあるが、ほぼ確実に相手を殺せる。
後他の、スキルに関しては名前のとおりである。
「俺のレベルは、今67…つまり、ランダムか…」
しかも、こっちには《生の音色》何て言う便利スキルはもっていない。
俺が今持っているスキルは…《ガッツ》、《豪運》《捜索》《鑑定》《気配感知》だ。
「死ぬかも知れない時は…《ガッツ》と《豪運》で何とかなれば良いんだけど…」
そんな事を考えながら、武器を構えた。
ほんの数秒の間が空きヴァヴェルが動き出した。
その速度は、通常の人では視認できないほどまで行っていた。
しかし、俺は今までの勘と反射神経でヴァヴェルの攻撃を弾き飛ばした。
「グ…グギャァアアアアアア!!!!に、人間ごときがぁああああ!!」
白い息を吐きながら威嚇してきた。
流石の知能…喋れるだけの能力はあるのか。
なら…
「おい、お前。このまま俺に殺されるか、俺に従うか…選ばせてやる。」
「何をぉぉほざいているのだぁぁ?」
実際、俺にはあいつを従わせるための実力はない。
では、何故このような提案をしたのか…理由は、勝てるか分からない戦いよりも確実にお互い幸せになる方がいいと思ったからだ。
「…」
この、沈黙は…肯定として受け取って良いのだろうか?
「断るぅぅ…人間ごと気にぃぃ、従う訳がないだろぉぉ!!」
その言葉と同時に、ヴァヴェルはシュンと言う音を立てて何かを投げつけてきた。
少し、穂をかすりそれは壁に突き刺さった。
突き刺さったものを横目で見ると、それは短剣だった。
「そうか…なら、死闘を始めよう」
俺は、片手剣を構えそう言い放った。
一瞬の間を開け、お互いに最高スピードで接近した。
―キ―ン…キ―ンという金属同士が当たる時になる音が響き、お互いの体に傷を作って行った。
数分、いや数十分…もしかしたら、何時間と経っていたかもしれない。
体感で感じた時間が過ぎた頃…ようやく勝敗がついた。
そこには、紫色の血と紫色の光が広がっていた。
そう、ヴァヴェルを倒したのだ。
―レベルが上がりました
―レベルが上がりました
―レベルが上がりました
―レベルが上がりました
―レベルが上がりました
―レベルが上がりました
・
・
・
―新たなスキル《###》を取得しました。
「流石は、高レベル…一気に10もレベルが上がるとは…さらに、新たなスキルか…面白いな」
俺は、そう思いながらスキル詳細を開こうとすると…
―荳也阜繧剃ク?縺、縺ォ縺励∪縺
謎の言葉に、バグった様な声が聞こえPCの画面から樹の様な物が生えた。
そして、その樹は俺を…家を飲み込むような勢いで成長し俺の意識を刈り取って行った。
―プログラムに異常が発生しました。
―警告を発信します。
―世界の滅亡が予想されます。
―人々に能力を授けます。
―AROを全世界に実装します―
久々な投稿失礼します。
本当に、久々過ぎて書き方を忘れています。
えーっと、皆様が言いたいことは分かりませんが、一つ言わせて下さい。
私、本気の本気で《男性恐怖症》になるかもしれません。
というか、もしかしたら《人間恐怖症》になるかも…いや、医者に言われたって言うわけでも何でもないんですが…最近、知らない人とか男の人の声を聞くと頭が痛くなったり、心臓付近と言うのか分からないけどそこらへんが痛くなって…YOUTUBEさんのショート動画で見たのを推奨するのだったら、精神的苦痛を味わっているようで…どうしようかなーなんて考えながら書いた作品です。
まぁ、ちょうどきりが良いので…また次回会いましょう!